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家族旅行2日目の始まりです。
前日は、特に問題もなく旅行をしていたのですが、父親のマイペースぶりに少し参ってしまいます。
一緒に歩いているのに、後ろを付いて来ているのかと思ったら、ぷらぷらとどこかへ行ってしまっていたり、急に立ち止まってその辺の店の中を見ていたりなど・・・。
ある意味、すごいな〜って思います。
海外に来ていると、怖くて慣れている人にくっ付いてくる人が多いですからね。
父親は、ほとんど海外初めてなんですけどね。
まあ、ガイドが良いってことかな。なんてね。

徳寿宮10時頃にホテルを出発し、徳寿宮へ行きました。
徳寿宮とは、あのワールドカップの時に10万人が集まったと言われている市庁前広場のすぐ近くにあり、李氏朝鮮時代の古宮です。日時計
入り口には門番がいて、タイミングよく行くと、門番の交代シーンが見られるみたいです。
私たちは、見られませんでしたけど。

敷地内は、歴史溢れる建物がたくさんあり、両親もそれなりに満足していたみたいです。
でも、韓国の歴史を知らないから、特に何とも思っていなかったみたいですけど。
そういう私も知らないんですけどね。
ちなみに、面白い日時計があったので、写真を撮っておきました。
これは、時間だけでなくて季節もわかるみたいで、あのハングルを作った世宗(セジョン)大王の時代に作られたみたいです。

朝ごはんもろくに食べていなかった私たちは、お昼ご飯に参鶏湯(サムゲタン)を食べに行きました。
参鶏湯これも、韓国へ行ったら、必ず食べたい物のひとつですね。
ちょうど徳寿宮から近くにある参鶏湯の店を知っていたので、そちらへ行くことにしました。
この店は、以前にも来たことがあったので、気軽に案内できました。
ここで、簡単に参鶏湯について説明すると、丸ごとの鶏の中にもち米や高麗人参などの薬味を石焼の鍋に入れて煮込んだものです。
あつあつのスープの中に鳥が丸ごと入っているので、食べるのは結構大変です。
でも、本当においしいと思いますので、韓国へ行かれたら、ぜひ食べてみてください。

おなかもいっぱいになったので、昌徳宮へ行きました。
昌徳宮は、決まった時間のガイドと一緒に回らないといけなかったのですが、参鶏湯をゆっくり味わっていたら、その時間ぎりぎりに到着しました。
もし、その時間を過ぎてしまうと、日本語ガイドは2時間後。
私1人なら、適当に見て歩くから何語のガイドの時でもよかったのですが、両親を案内しているという気があったので、ちょっと焦りました。

昌慶宮そして、昌徳宮の観光が始まりました。
ガイドさんは、一生懸命日本語を話しているのですが、アクセントがない話し方なので、今ひとつ何を言っているかわかりませんでした。
私は、外国人が頑張って日本語を話しているんだし、それで良いかなって思ったのですが、母親は、おばちゃんパワーでお節介にも日本語の指導をしようとしていました。
「アクセントをつけたほうがわかりやすいですよ!」って。
もちろん母親の言う通りなんだけど、私は、別にいいじゃんって思ってしまったのですが、実際は、どちらがいいんでしょうね。
その人がガイドとして食べていくんだったら、お節介でも教えてあげたほうが良かったのかもしれません。
結局、ガイドさんには何も言わなかったんですけどね。

昌慶宮遅くなりましたが、簡単に昌徳宮の説明をします。
李氏朝鮮時代の古宮で、現在、世界遺産に登録されています。
光化門がある景福宮(詳しくは2004年1月の旅行記)が正宮で、この昌徳宮が離宮であったみたいです。
ここの面白いのは、建物より庭園が広いということ。
この庭園は後苑(秘苑)と言い、韓国を代表する庭園です。
庭園内は菖蒲池などもあるので、そういうのが好きな人には、趣きがあっていいかもしれませんね。

昌徳宮の観光は、途中で雨も降ってくるなどのトラブルもあり、1時間30分くらいかかりました。
両親は、結構歩いて疲れていたみたいなので、駅の中にあった喫茶店で休憩をしました。
そこで、隣に座った韓国人女性のおばちゃんグループの1人が、私たちに日本語で話しかけてきました。
その人は、昔風のとても綺麗な日本語を話すので、母親が「上手ですね。」と言うと、日本語の教師だったみたいです。
他のおばちゃんたちは生徒で、少しだけしかわからない感じでしたが、いろいろと親切にしてくれて嬉しかったです。
両親もにちょっとした国際交流をして喜んでいました。

その後は、仁寺洞(インサドン)の骨董通りを小物などを見ながらぷらぷら歩いた後、タルコプ公園にも寄ってから、ロッテホテルの免税店や隣のロッテデパートへ行きました。
この辺は、ずっと買い物ツアーですね。
特にブランド品を購入するというわけではなく、ずっとウィンドウショッピングをしていました。
こんな感じでぷらぷらしていると、すっかり夜になってきたので、夕飯を食べるためにロッテデパートのレストラン街へ行きました。
デパートは、日本と同じように、最上階がレストラン街になっています。
両親は、韓国料理が少し飽きたみたいだったので、石焼ビビンパと日本そばセットみたいなものがあったので、それを食べることにしました。
もろに日韓融合の食事です。
私は、ビビン冷麺(ネンミョン)を食べました。

チマチョゴリ(を着た母親)ご飯を食べ終わると、ここで母親とはお別れです。
なぜかと言うと、チマチョゴリ(韓国の伝統服)を来て、写真を撮ってもらうことになっていたんです。
そのため、私は、先にホテルに戻ろうかと思っていたのですが、父親があるところへ行きたいと言い出しました。
それは、どこかと言うと、カジノ!です。
ウォーカーヒルホテルには、外国人専用のカジノがあるんです。
実は、韓国へ出発する前に、カジノの存在を父親に教えておいたんですよ。
でも、最初は行かないと言っていたのですが、急に行きたくなったみたいです。

地下鉄で最寄り駅まで行き、少し歩いてカジノへ到着。
父親が行きたいと言うから、やり方を知っているのかと思ったら、あんまりよくわかっていませんでした。
ルールは、知っていたみたいですけどね。
そのため、私が、ここでのやり方(チップの交換や賭け方)などを教えてあげました。
そうしたら、あとは1人で黙々とやっていたので、私はちょっとだけやって、あとは無料ドリンクを飲んで待っていました。
なかなか終わらないので、ルーレットのテーブルを見てみると、思ったよりかなりコインがあったんです。
父親は、最終的に全部使ってしまう性格なので、私がここまで減ったら終わりのラインを決めました。
結局、そのラインに来てしまったので終わりにしたのですが、日本円で5,000円くらいプラスでした。

今までの旅行で、今ひとつ楽しんでいるのか、楽しんでいないのかが読めない感じの父親でしたが、このカジノでは、とても楽しそうにしていたので良かったです。
その姿を見て安心した私は、父親と共にタクシーでホテルへ帰りました。
ホテルに着いてちょっと経つと、母親もタクシーで帰ってきました。
お互いどんなだったかを話した後、明日に備えて眠ることにしました。



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