ソウルへご案内!(韓国旅行記F)

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3日目(6月13日)
朝7時30分頃、ホテルにお向かいがやって来ました。
どこへ行くの?って思われるかもしれませんが、38度線付近のDMZ(非武装地帯)へのツアーを別で申し込んでいたのです。
個人では行けない場所なので、今まで行ったことがなかったのですが、今回、自分が行きたい場所ということで、日本で申し込んでおきました。

バスは、ツアー参加者を乗せて、北朝鮮との国境近くへ向かいました。
ホテルを出る時は、少し雨が降っていたのですが、バスで走っている間に快晴になり、気分良く出発しました。
ツアー参加者は、ほとんどが日本人でしたが、一部、メキシコや中南米出身の団体と中国人がいました。
ちょうど私の後ろの席の人たちが中南米チームだったので、久しぶりにスペイン語の会話を聞いてみると、少しだけ分かる自分に嬉しくなりました。
世界一周をしている時は、もうちょっと分かったと思うのですが、かなり忘れてしまっているので、今の自分としてはじゅうぶんでした。

バスで1時間くらい走ると、 統一大橋を渡るのですが、そこでパスポートチェックです。
つまり、DMZの入口ってわけですね。
ヨーロッパ(EU外)の国境を越える時のように、軍人がパスポートをチェックするために、バスに乗り込んできました。
後輩たちは、ちょっとびびったようでしたが、びびる間もなく終わってしまい、いつチェックしたの?って感じでした。

ドラサン駅統一大橋を渡って最初に向かったのは、都羅山(ドラサン)です。
ドラサン駅は、韓国の最北端の駅であり、この駅だけ唯一行き先に北朝鮮のピョンヤン行きと書かれています。
この後は、ガイドさんが教えてくれた話を書きます。
何年か前に、韓国の金大中大統領が北と友好関係を築く政策をしていた時に、たくさんの寄付を受けて、北と南の鉄道を繋いだようです。
さらに、北朝鮮の京城工業地帯(経済特区)に韓国の企業がたくさん入り、そこへの観光ツアーなどもやっていて、北と南が少しずつ近寄っていったと思われたのですが、2年前にその工業地帯で事件か事故があったため、そのツアーは、中止となってしまったようです。
そして、今の韓国の大統領の李明白大統領は、北朝鮮と敵対する政策を行っていることもあり、現時点でもツアーは中止で、北と南は緊迫した状況になっているということでした。
こういう話を聞くと、今でも韓国と北朝鮮は、戦争(休戦)中なんだな〜って思いますね。

第三トンネル(右奥にトンネルがある)そして、DMZツアーメインの第三トンネル見学です。
第三トンネルとは、1970年代に北朝鮮が侵略のために韓国へ向けて掘ったトンネルの中で、三番目に見つかったトンネルです。
現時点で、4つのトンネルが見つかっているみたいですが、この第三トンネルが、一番首都ソウルの近くまで掘られていて、危機を感じるものだったようです。

そんな場所なので、個人的には、かなり緊迫しているのかと思ったのですが、すっかり観光地になっていました。
パビリオンがあり、お土産屋があり、DMZグッズなどがたくさん売っていました。

第三トンネルには、遊園地のジェットコースターのミニ版で坂をのんびりのんびりと下っていきます。
約10分くらいでトンネルの奥に到着です。
行き坂道は、韓国側がトンネルを発見してから掘った道で、到着してからは、北朝鮮が掘ってきたトンネルを進むことになります。
トンネルは、かなり狭いので、ずっと前かがみで歩かなくてはなりません。
途中途中で、ダイナマイトで爆発した跡などが見えて、何となく緊迫感なども感じられるようになっているのですが、前かがみで歩いているほうがしんどいこともあり、特に何かを感じられる場所ではありませんでした。
さらに、トンネルの奥深くまで行くと、とてもひんやりしてるので、トイレに行きたくなってきましたし。

帰りのジェットコースターが20分待ちということだったので、別の坂道から地上へ戻ることにしました。
同じ道より違う道のほうが気分も違うと思ったのですが・・・。

歩けど歩けど、ゴールが見えず。
直線の坂道をひたすら歩き続け、最後はへたり込むようにして地上に到着しました。
すると、今度は、猛暑の地獄。
第三トンネルは、ある意味、違った意味で危険の場所でした。
(トンネルの写真を撮りたかったのですが、撮影禁止だったため敷地内のDMZを撮りました)

この後は、北朝鮮を見るために都羅(ドラ)展望台へ行きました。
この展望台からは、北朝鮮の京城工業地帯などが見えます。
写真も撮れるのですが、展望台からかなり後ろに引かれている黄色いラインより後ろからでないと撮れないということでした。
理由は、やはり軍事的な理由だそうです。(展望台の下に軍事施設があるとか何とか言ってました)
持っていたデジカメを10倍ズームで撮ったのですが、正直単なるピンボケでした。
ちなみに、展望台から普通に見た北朝鮮は、本当に普通でした。
見た感じは、緑があって山があって民家があってと日本の田舎と同じだと思います。

自由の橋そして、DMZツアー最後の目的地である臨津閣(イムジンガク)公園へ行きました。
ここのメインは、北と南を分断している臨津江(イムジン川)にかかる自由の橋です。
なぜ自由の橋というと、1953年の朝鮮戦争の休戦協定後に韓国人の捕虜がこの橋を渡り、完全に自由の身になったことから自由の橋と呼ばれているようです。
現在は、途中で封鎖されていますが、今でも平和を思う気持ちや当時を偲ぶ気持ち、最近の北朝鮮による韓国の漁船爆発事件などについて思う気持ちなど、南北統一を思う気持ちなど、この橋に思いをぶつけているようです。
ちなみに、臨津閣公園にはファミリーマートがあり、DMZでしか売っていないDMZチョコを買いました。

これで、DMZツアーは終了です。
私も初めてDMZを訪れて、改めて朝鮮半島の緊迫した状況と観光地化している韓国人の商売根性を感じながら、ソウルの中心地へ帰ることになりました。
帰り際には、「DMZ.com〜♪」と口ずさんでいました。(リズムは、DMM.comです)

ソウル市内に戻ってきて、昨日と同様にツアコンの役割に戻りました。

宗廟とりあえず明洞ってのもありだったのですが、向かった先は、世界遺産の宗廟です。
李氏朝鮮時代の王様のお墓であるため、王宮と異なり、質素な造りとなっています。
やはり、せっかく海外に来て、ひとつくらい世界遺産を見たいだろうと思い、ここを案内しました。

宗廟は、決められた時間にガイドさんと一緒に回るツアーで回らないといけないのですが、運が良く、ちょっと待つだけで日本語の時間だったので、目の前の公園で待つことにしました。
その公園には、時間をもてあましたちょっと小汚い老人たちが、韓国将棋(詳しくは分かりません)をやっていたり、ぼけーっと日向ぼっこしていたりと何とも言えない状況で休日を過ごしており、正直、世界遺産で各国からたくさんの旅行者が来る目の前で、あのような様子では、ちょっと問題があるんじゃないのかな〜って余計な心配をしてしまうくらいです。
なお、宗廟は、 毎回のように訪れている場所で、以前の旅行記にも書いてあると思うので、説明については、割愛させて頂きます。

そのあとは、もうひとつくらい歴史的建造物を見ようと、ソウル観光の定番である景福宮へ行きました。
景福宮は、宗廟とは違い、李氏朝鮮時代の王宮です。
ソウルの中心地に広大な敷地の中にあるのですが、今回、入口付近は工事をしていたので、一瞬、入れないの?って心配になりました。
ここも、毎回のように訪れている場所で、以前の旅行記にも書いてあると思うので、説明については、割愛させて頂きます。

あと、一応抑えておこうということで、景福宮から近い仁寺洞にも行きました。
仁寺洞は、ソウルの骨董品通り。
今は、雑貨屋通りといったほうが良いですかね。
買い物をするためにたくさんの韓国人も旅行者が来ています。
お土産を買うには、とても良いところで、私は、サッカー韓国代表のユニフォームを買いました。
試合用のユニフォームではなく、応援用のちょっと偽物っぽいものですが・・・。

おなかがすいたので、明洞に戻って焼肉タイム。
今日は、昨日の反省を踏まえて、現地人が行きそうな焼肉屋を探すことにしました。
お店の前で、おばちゃんに話しかけると、日本語で帰ってきました。
しかし、周りの客は、どう見ても韓国人。
日本人は誰もいなさそうだったので、この店に入ることに。

おばちゃんは、メニューのみ日本語で対応するのですが、他は日本語が分かりません。
ちょっとどうしようと思いつつも、面白くなってきた〜って思っていた私は、つたない韓国語で会話をすることにしました。
すると、おばちゃんは大喜び。
わざわざ、別テーブルの韓国人のお客さんに、私が日本人だけど韓国語を話していて、美味しいだの何だのと言っていると報告していました。
そして、ちょっとサービスもしてくれて、最後は、駅までの近道まで教えてもらい、とても満足の夕飯を食べました。
アジュマ〜(おばちゃん)。カムサハムニダ〜(ありがとうございます)!

夕飯も終えたことだし、そろそろホテルに戻る?なんて発想はありませんでした。
なぜなら、明日の朝に空港へ行くため、実質今日で韓国旅行が終わりだからです。

屋台のおばちゃんたち(隠し撮り)そして、向かった先は、夜の街の東大門市場。
夜の街と言っても、歌舞伎町のようないかがわしい街ではなく、ファッションビルなどもたくさんある洋服や靴の問屋街で、夜になるとオープンする店も多いため、夜の街と言われています。
私たちは、洋服などに興味があるわけではなく、本当の目的は、屋台料理を食べに来たのでした。

屋台料理なんて、衛生的にどうなの?なんて声が聞こえそうですが、そんなことを気にしていたら、外国で何も食べられなくなります。
ここでも、韓国料理を食べようと、プルコギ、トッポギ、ダッカルビを食べて、マッコリを飲んで、もう十分なくらいに韓国を満喫しました。
もちろん、国宝の東大門も見ましたよ。

最後に、ソウル駅にあるロッテマートというスーパーで買い物をして、長い一日を終えることにしました。
そして、疲れ切っていたこともあり、最後は贅沢にタクシーでホテルに戻りました。
と言っても、韓国のタクシーは、本当に安いんで、深夜料金でも日本の1/3くらいでした。
ロッテマートは、23時くらいまで空いているので、お土産をここで買って、タクシーでホテルへ戻るというこのコースはかなりお勧めです。

ホテルでは、今日もテレビでサッカーワールドカップを見ていたのですが、後輩二人がそのまま寝てしまっていたので、私も途中でテレビを消して、眠ることにしました。


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