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2007年6月9日(土)![]() |
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世界一周35日目 今日は、朝5時に起きて、タージマハルがあるアーグラへ向けて出発しました。 ニューデリー駅6時発のシャタブティーエクスプレスに乗ったのですが、南インドで乗ったシャタブディーエクスプレスより車両全体が綺麗でした。 もちろん、ミネラルウォーターと食事付です。 2時間ちょっとでアーグラに到着。 アーグラは、インド有数の観光地のため、りキシャーの攻撃が凄いんです。 そのため、レンタサイクルで回ろうと思って、いろいろ聞いて回ったのですが、駅にはレンタサイクルは無い模様。 仕方が無く、サイクルリキシャーに駅の近くのレンタサイクル屋まで連れて行ってもらうことにしました。 レンタサイクル屋に到着すると、どう見てもお店ではありません。 道に自転車を置いているだけという感じで、旅行者には、絶対に発見できないと思いました。 そして、料金を尋ねると100Rs。 それも、デポジットとして1,000Rsを払えと言ってきました。 デポジットだから、後で返ってくるのは分かっているのですが、正直、ちょっと怪しいと思い躊躇していると、サイクルリキシャーが250Rsで観光地を回ってくれると提案してきました。 この暑い中で自分で自転車を漕ぐよりマシだと思い、料金交渉を始めました。 150Rs辺りで落ち着きそうなときに、他のサイクルリキシャーマンが現れたので、試しに100Rsでどう?と尋ねると、すんなりOK。 じゃあ、こっちにお願いすると言うと、最初に交渉していたサイクルリキシャーマンがインド人料金で130Rsだから、そいつは悪者だって言い出しました。 そして、サイクルリキシャーマン同士で口論になってしまい、ポリスが間に入って、結局、最初のサイクルリキシャーマンに100Rsでお願いすることになりました。 では、タージマハルへ出発!って走り出したら、駅に到着。 それも、ほんの2〜3分。 レンタサイクル屋は、歩いても行ける距離をわざと遠回りしたようでした。 それで、なぜか弟のサイクルリキシャーマンにチャンジして、タージマハルへ行きました。 その時に、兄は、最初のレンタサイクル屋までの5Rsを払えと言ってきましたが、全てで100Rsとその要求を退けました ![]() 入口でチケットを購入しようとすると、チケット(保存料のADA含む)が750Rsという恐ろしいくらい高いんです。 しかし、せっかく来たんだからと入口でチェックを受けると、電子辞書と電卓は持ち込み禁止とのこと。 何を基準にしているのか分からなかったのですが、たぶんチェックをする人が良く分からない物は、持ち込み禁止と言ったんだと思います。 その2つだけ預けるのも面倒なので、荷物預け所へカバンごと預けると、荷物預け所のおじさんは、どう見ても油性のペンで、私のかばんに識別用の数字を書き出しました。 え〜って思ったのですが、既に遅く、消えるペンなんだと自分に言い聞かせて、タージマハルの中に入ることにしました。(もちろん、消えないペンでした) 中に入ると、大理石のとても大きな廟が現れ、さすがに料金が高いだけあるな〜って思いました。 更に、シメントリー(左右対称)の造りは、ちょっと感動ものです。 余談ですが、ゼロ(0)ってインド人が発見したんですよね。 このシメントリーの考えから生まれたって聞いています。 このタージマハルは、ムガール帝国5台将軍のシャー・ジャハーンが亡き妻のために造った廟ですが、22年もかけて国力が傾くくらいのお金をつぎ込んで造ったというんですから、それほど妻を愛していたってことですよね。 そう思うと、愛って素晴らしいですね。 なんて、ちょっと書いてみちゃいました。 ちなみに、愛というわけではないですが、私は、ここでモテモテでした。 大理石で休憩しながら隣のインド人と話していたら、大家族で来ていた集団などがみんな集まってきて、最終的には、赤ちゃんを抱いてとせがまれました。(もちろん抱いてあげましたけど) しかし、インド人のその辺の感覚が良く分かりません。 私だったら、自分の赤ちゃんを知らないインド人に抱かせたりしないでしょうね。 タージマハルを満喫して、次に向かったのがアーグラ城。 アーグラの観光と言えば、タージマハルとこのアーグラ城がメインです。 ここは、ムガール帝国の中で一番の皇帝であったアグバル帝が築いた城です。 アーグラ城を見終わったところで、サイクルリキシャーマンにジュースでも買ってあげようと思いました。 なんたって、気温が45度を越えているという暑さの中、帽子も被らずにずっと漕いでいるんだから、普通なら死んでしまうと思ったからです。 もちろん、仕事なんだから、当然と言えば当然なんですけど。 私としては、コーラが飲みたかったのですが、念のためにサイクルリキシャーマンに希望を聞くとミリンダが飲みたいとのこと。(何でも良いって言えよ!) 私としては、いまひとつなチョイスでしたが、ミリンダを買って2人で分けました。 今、これを読んでケチと思ったあなた、ケチと思って結構です。 しかし、念のために言い訳をしておきますが、大きいサイズのミリンダを買ったんです。 そして、サイクルリキシャーマンのお仕事は終了です。 次は、ちょっと離れたファティープル・スィークリーへ行こうと思っていたので、バスターミナルの前で降ろしてもらいました。 バスターミナルに入って、ファティープル・スィークリー行きのバスを確認すると、今出てしまったとのこと。 確かに、今出て行ったバスがファティープル・スィークリーって叫んでいたような気がしたんだよな〜って思っても既に遅く、次のバスを待つことにしました。 次のバスは、30分後ということでしたが、既にバスが止まっていたので、中で待っていると、気絶しそうなくらいの暑さ。 もちろん、エアコンはないし、扇風機も無いため、サウナ状態です。 結局、50分くらいバスの中で待って、やっと出発しました。 このタイムロスが、後でひどい目に合うことに。 バスが走り出すと、温風の風が吹いてきます。 例えるならば、ドライヤーをずっと当てている感じです。 もちろん、座席はボロボロですし、本当に行くのをやめようかと思いました。 ここでやめておけば正解だったかもしれませんね。 ![]() この時は、まだ16時くらいだったため、時間はあまり気にしていませんでした。 ファティーブル・スィークリーとは、ムガール帝国の一番の皇帝であったアグバル帝が占い師の影響で造った都です。 息子が授かると占った占い師がここに住んでいたため、ここに都を造ったというのだから凄いですよね。 都を造るって言うのは簡単ですが、なかなかできるものではないです。 それをアーグラの都があったにもかかわらず、5年かけて造ったというのだから、その時のムガール帝国の力は凄かったということが分かります。 結局、水不足が原因で、14年で駄目になってしまったようですが。 と、ここまでは、ファティープル・スィークリーの説明でしたが、見に行った感想は、まさしく廃墟ですね。 アーグラ城は、まだ観光地用にしっかりした感じがありましたが、こちらは、本当に廃墟です。 さらに、アーグラ以上に田舎町のため、本当に廃れているという表現がぴったりのような気がしました。 一応、ファティープル・スィークリーは、世界遺産なんですけど。 正直、大変な思いをして見に来なくても良かったかなって思いました。 実は、本当に大変な思いをしたのは、この後からです。 暑さで疲れていたので、早めにアーグラへ戻っておこうと思い、17時くらいにバススタンドに戻ったら、またまたちょうどバスが出たところ。 ここに着いた時に、最終のバスは18時と聞いていたので、その前にもう1本くらいバスがあるかもしれないとバスを待っていたのですが、延々と来ません。 結局、18時になってもバスの来る気配が無く、ちょっと焦ってきました。 なぜなら、20時のシャダプティー・エクスプレスでデリーに帰る予定だったからです。 ここまで約1時間はかかったので、遅くても18時30分にはバスに乗りたいところでした。 ここに来る前は、最悪タクシーやオートリキシャーでも良いと思ったいたのですが、そんな物が走っているような町ではありません。 つまり、それくらい田舎なんです。 18時半になり、どうしようもなくなった時に、乗り合いジープというものがあるのを知りました。 乗り合いジープに時間が無いから行ってくれと言うと、500Rsと言い出しました。 さすがに、その額では乗れません。 このくそインド人め〜って思い、かなり疲れていたこともあって、思わず日本語で死ねと言ってしまいました。 さすがに、それは言い過ぎたと反省をしましたが、本当にどうしようもなくなってきました。 私と同じように、アーグラ行きのバスを待っていたおじさんなどが3人がいて、とにかくバイパスまで行ってみようということになりました。 ここで、ちょっとした運命共同体が結成されたわけです。 本当は、1人でヒッチハイクでもしてしまおうかなんて考えていたのですが。 結局、19時過ぎにジャイプール方面から来たバスに乗り込みました。 バスの席は埋まっていたのですが、運命共同体のおじさんの1人がが、無理やり3人がけの椅子に私を入れて4人で座れるように言ってくれて、1/3ケツくらいでしたが、どうにか座ることができました 正直、立っていることすらできないくらい体力的にも精神的にもやられていました。 バスは順調に進んでいき、間に合うのか間に合わないのか微妙な線でした。 バスに乗っている間は、何度もこんなところに来なければ・・・、1本前のバスに乗れていれば・・・って思いました。 そして、アーグラ近郊に来ているのは分かったのですが、時計を見るともう20時。 シャダプティーエクスプレスの出発の時間です。 正直、半べそになりながら、とりあえず、アーグラに着いてくれって祈っていました。 20時10分過ぎに、駅の近くまで来たので、バスを飛び降りました。 席を確保してくれた人とは別の運命共同体のおじさんも一緒に降りて、5〜6人乗っていたオートリキシャーを無理やり止めてくれました。 最初は、いっぱいで乗れないという感じだったのですが、おじさんが事情を説明してくれると、強引に乗せてくれて、猛ダッシュでアーグラの駅まで行ってもらいました。 おじさん、本当にありがとう! アーグラの駅に到着したのは、20時15分過ぎ。 他の電車を探してでもデリーに帰らなくちゃと思っていたのですが、天は私に味方をしました。 停電か何かがあったらしく、シャダプティーエクスプレスが遅れていたのです。 インドの電車は、よく遅れると言いますが、シャダプティーエクスプレスは、質が良い距離の短い電車なので、遅れることは無いだろうと思っていたんです。 ただ、よく遅れるインドの電車にかけて、急いで駅に来たのは事実ですけど。 何だか凄く興奮してしまい、1人で浮かれていました。 結局、35分くらい遅れてシャダブティーエクスプレスは到着しました。 本当に疲れていたので、すぐに寝てしまうと思ったのですが、やはり興奮していたせいか眠れません。 このシャダブティーエクスプレスは、車両の真ん中の席だと向かい合わせの席になっています。 たまたまですが、行きも帰りも同じように向かい合わせの席でした。 そして、前にいたインド人の若者がデルのノートパソコンでインドの最近の音楽を聴いていたので、ちょっと聴かせてもらいました。 このミュージシャンは、Bombay Rockersと言うそうです。 変わりに、私が聴いていたオーディオプレイヤーで、ミスチルを聴かせてあげました。 そんなやりとりを15分くらいしていたのですが、まだ眠くなりません。 ぼけーっとしていたら、反対側の席に美人姉妹(っぽい)を発見しました。 気になって、チラチラ美人姉妹を見ていたのですが、妹のほうが左利きだったのにびっくりしました。 インドは、左手を不浄の手ということで、トイレの大の後にしか使わないと聞いていたのですが、その妹は、左手で食事をしていました。 それが凄く気になって気になって仕方が無かったです。 その後は、子供たちの独壇場。 その姉妹と一緒にいた男の子と近くにいた女の子のやり取りをずっと見ていました。 子供は、無邪気で良いですね。 結局、ニューデリー駅には、23時頃に到着しました。 ホテルに戻る途中に、アーグラのホームでちょっと話した韓国人男性とまた会ったので、安いA/C付きのホテルを紹介してあげました。 なぜそんなお節介を?って思うかもしれませんが、その韓国人は、A/C無しにもかかわらず、650Rsの部屋に泊まっていて、ぜひ教えて欲しいと言っていたからです。 この暑さなので、その額払うなら、A/C付きの部屋が欲しいですよね。 ホテルに戻ると、急に疲れが出てきました。 変な体勢でバスに乗っていたからか、体の節々が痛くなっています。 喉もちょっと痛くなっているし、本当にファティープル・スィークリーに行かなければ良かったな〜って思いつつ、こういうトラブルが旅の醍醐味かな〜なんて思いました。 シャワーを浴びた後は、知らない間に寝ていました。 <今日の支出!> ペプシコーラ:15Rs ペプシコーラ:15Rs タージマハル:750Rs ベジタリアンターリー:55Rs コカコーラ:15Rs アーグラ城:250Rs ミリンダ:25Rs ミネラルウォーター:15Rs サイクルリキシャー:100Rs ミネラルウォーター:12Rs サムズアップ:15Rs ミニバス:22Rs ファティープル・スィークリー:250Rs ペプシコーラ:10Rs ミネラルウォーター:12Rs バナナ(4本):10Rs バス:22Rs オートリキシャー:5Rs ペプシコーラ:15Rs コカコーラ:16Rs 合計:1,629Rs(インドルピー) ⇒ 約4,887円(1Rs=3円で計算) |
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