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2007年8月31日(金)イタリアヴェネチア(滞在地)
世界一周118日目

ホテルで朝食を食べてから、早速ヴェネチア本島へ行くために出発しました。
9時15分のバスに乗るためにバス停へ行き、もう一度時刻表を確認すると、チケットは、車内で販売しないと書いてあります。
となると、どこで買えば良いのでしょう?
良く分からなかったので、バス停におばあさんが1人いだけいたので、英語で聞いてみました。
すると、さっぱり通じません。
いろいろな言葉やジェスチャーでどうにかチケットのことを伝えると、目の前にあったキオスクで購入するとのことでした。

おばあさんに言われた通り、キオスクでチケットを購入して、バスを待っていたのですが、バスが全然現れません。
おばあさんも迎えの車でどこかへ行ってしまっていたので、1人でひたすら待っていました。
周りに人が現れても、みんな送り迎えの車が登場します。
ここは、ヴェネチアの地方都市なので、本当に車社会のようですね。

その後もひたすらバスを待っていたのですが、さすがに20分経ってもバスが来ないため、キオスクの人に尋ねてみました。
すると、バスは10時に来るとのこと。
バス停にある時刻表に9時15分と書いてあると伝えると、その時刻表は、9月1日からの時刻表と言われました。
つまり、明日からの時刻表ということです。
それなら、何で今日に貼ってあるの?
それも、昨日、時刻表を確認した時に、既にこの時刻表だったということは、いつからこの時刻表が貼ってあったの?って、思いっきり突っ込みたかったのですが、この時刻表は、確かに9月1日からと書いてありました・・・。

10時までバス停でバスを待つと、確かにバスが現れました。
こんなことなら、部屋でくつろいでいれば良かったです。
この後は、すんなりと行くと思ったのですが、全然うまく行きません。
バスの運転手に、ヴェネチア本島へ行きたいと伝えると、駅で降りるように言われました。
しかし、私が乗ろうと思っていた電車は、既に最寄の駅を出発しているはずで、次の電車は12時過ぎまで無いはずです。
とは言っても、他の電車があるかもしれないと淡い期待をして駅で降りたのですが、調べていた通り12時過ぎまで電車がありませんでした。
駅で2時間待ちもしんどいため、何か方法はないかと考えたのですが、良い案が思いつきません。
駅でぼ〜っとしながら、一昨日に空港で貰った時刻表を見てみると、遠回りではありますが、街のバスターミナルから空港経由でヴェネチア本島まで行けるバスがありそうです。
時間はかかりますが、電車で2時間待っている間には、ヴェネチア本島に着いているはずなので、その方法でヴェネチア本島まで行くことにしました。

5分くらい歩いて、バスターミナルに到着。
そこで時刻表を確認すると、確かに空港経由でヴェネチア本島まで行けるようです。
早速、バスのチケットを買って、出発までの約40分を待つことにしました。

やっとあと10分くらいでバスが来るという時に、バングラディッシュ人が話しかけてきました。
バスを待っているだけで暇だった私は、そのバングラディッシュ人と話をしたのですが、ちょっと経った時に、バングラディッシュ人が私に今からどこへ行くのかを尋ねてきました。
私は、最初にヴェネチア本島へ行くと伝えていたので、何でもう一度聞くのかと思ったら、たった今、ヴェネチア本島行きのバスが出てしまったようです。
私は、話に夢中になって、バスの時間を忘れてしまったのでした・・・。
バングラディッシュ人に文句を言っても仕方が無いのですが、もっと早く教えてくれよって突っ込んでしまいました。

次のバスを調べてみると、電車の出発時間とほぼ同じ時間です。
そうなると、何のためにバスターミナルへ来たのか分からなくなってしまいましたね。
バングラディッシュ人は、バスに乗って去ってしまったし、私は1人で取り残されてしまいました・・・。
いろいろと考えた結果、ダメ元で、バスに乗り遅れたのでバスのチケットをキャンセルして欲しいとお願いをしてみると、かなり笑われましたが、すんなりとお金を返してくれました。
それにしても、本当に何をやっているんだか・・・って感じですよね。

結局、駅に戻って電車に乗り、ホテルを出てから4時間かかって、やっとヴェネチア本島に到着しました。
当初の予定では、1時間くらいで到着していたはずだったんですけどね。

まずは、街の中心地であるサン・マルコ広場へ向かいました。
のんびりと運河を走る各駅停車の水上バスに乗ると、景色がとても面白いです。
ここは、本当に水の中にある街で、ある意味、街全体が床下浸水状態なのです。
何となくイメージはしていましたが、ここは、一見の価値ありですね。

サン・マルコ広場に到着すると、観光客の人数に唖然としました。
本当にたくさんの観光客がいて、身動きできないんじゃないかって感じです。
夏は、ホテルの確保が難しいって本に書いてありましたが、この人数を見たら、本当にそうだと思いました。
私のような地方都市でも確保しておいて良かったのかもしれませんね。

ドゥカーレ宮殿サン・マルコ広場の前にある
ドゥカーレ宮殿へ行ってみました。
ドゥカーレ宮殿とは、ヴェネチア共和国時代に使われていた宮殿であり、中には、絵画がたくさん展示されていました。
イタリアのティントレットの天国という絵が世界最大の油絵ということでしたが、どれだか良く分かりませんでした。
この宮殿は、地上だけでなく地下室のようなところも行けるのですが、とにかく大きすぎ!
宗教画ばかりなので、今ひとつ分からないこともあり、特にじっくり見たわけでは無いのですが、見終わるのに1時間30分くらいかかりました。

サン・マルコ寺院この後は、サン・マルコ広場と言うだけあって、サン・マルコ寺院を押さえとかなくてはいけませんよね。
と言うことで、
サン・マルコ寺院へ入ってみることに。
この寺院は、9世紀に建てられたとても古いものらしいです。
基本は、他の教会と同じつくりになっていますが、クーポラという天井に書かれた絵画がいくつもあって、それが見所のようです。
また、祭壇の奥には、パラ・ドーロという宝があるようですが、ここは有料だったので行きませんでした。

サン・マルコ寺院の隣には、高さ約97mの鐘楼がありました。
この鐘楼は、エレベーターで上まで行けるのですが、料金が6ユーロもするし、列ができています。
それでも、登りたがり?の私は、どうしようかと思ったのですが、運河の反対側に同じような鐘楼があることを発見しました。
その鐘楼は、サン・ジェルジェ・マジョーレ教会の鐘楼で、街全体を見渡せる場所にもかかわらず、観光客が少ない穴場ということだったので、そっちへ行くことにしました。

サン・ジェルジェ・マジョーレ教会の鐘楼から街全体を見渡すと、ヴェネチア本島は、本当に小さな街のようです。
こうして見ると、全部歩いて行けそうな気もしたので、今日の観光名所はこの辺にして、街を適当に歩くことにしました。
地図も見ずに路地をひたすら歩いてみると、細い川に出たり、行き止まりだったり、運河に出たりと、教会などを見るよりとても面白いです。
ちょっとした水上の巨大迷路の感覚ですね。
その後も適当に歩いていると、とてもにぎやかな場所へ出ました。

リアルト橋からの景色ここは、
リアルト橋という観光名所らしいです。
観光客がたくさんいて、ちょっと人ごみに疲れそうでしたが、リアルト橋から景色は、とても趣があるものでした。
これぞヴェネチアって感じです。
リアルト橋の近くには、出店もたくさん出ていて、本当に賑わっています。

そんな風に適当に歩いていたら、もうすぐ帰らなくてはいけない時間になりました。
と言っても、時間は、まだ18時30分ころ。
何でそんなに早く帰らないといけないかと言うと、19時12分の電車に乗らないと、最寄の駅からのバスが無いのです。
ここに来て、初めて飲み会などでバスが無いからと言って帰る人の気持ちが分かりました。

水上バスでのんびりと駅まで戻り、予定の電車に乗って最寄の駅まで帰りました。
駅前のバス停で時刻表を見てみると、これも9月1日からの時刻表でした。
何だかとても心配になりながらバスを待っていたのですが、予想通りバスが全然現れません。
一緒に電車を降りた乗客は、みんな迎えの車で帰って行きます。
またまた取り残された感じで、本当に寂しくなりました。

バス停で10分くらい待った時に、別のバスが来たので、運転手に確認をしてみたところ、私が乗ろうとしていたバスは無いとのこと。
時刻表に書いてあると伝えると、その時刻表は明日からの時刻表だと朝と同じことを言われました。
他のバスで近くまで行くバスを尋ねても、この駅が一番近いとの回答で、タクシーに乗るしかないとのことです。

私は、かなり凹みつつタクシー乗り場へ行ってみると、どこかで見かけた人が私に声をかけてきました。
どこで会った人だっけ?って考えていると、たった今話していたバスの運転手でした。
私が乗ろうとしていたバスが来たようで、わざわざバスから降りて呼びに来てくれたみたいでした。
自分でバスが無いと言ってしまったので、まずいと思ったんだと思いますけど。

バスでホテルまで帰ってきたので、夕食を食べに行きました。
既に20時を過ぎているため、昨日教えてもらったレストランが開いています。
早速レストランに入ったのですが、ここは、高級レストランらしく、コースメニューしかないと言われました。
1人でコースを食べるのも嫌だったし、店員のおじさんもそれならバイバイって私をあしらったので、何だか嫌になり、本当にバイバイしてしまいました。
しかし、そこからが大変です。
ホテルのバーで、何か食べる物はないかと尋ねると、本当に無いと答えます。
それなら、近くに他のレストランはないかと尋ねると、ほとんど無いようですが、300m先にピザが有名なレストランが1軒だけあるということなので、そのレストランへ行ってみることにしました。
バーなら近くに何軒かあるんですけどね。

300mなら歩いてすぐだと思うのですが、どう見ても住宅街です。
お店がある雰囲気が全く無く、本当に困ってしまいました。
かなり歩いたところで、明かりが見えたので、他の店でも良いからレストランであって欲しいと思いながら近づくと、食べ物とは全く関係が無いスポーツセンターでした。
おなかがかなり空いていたのですが、ちょっと中を見てみると、体育館では、バレーボールの練習をしています。
それもちゃんとした感じです。
そう言えば、イタリアには、サッカーだけでなくバレーボールにもセリエAというプロリーグがあるので、このチームは、プロチームなのかもしれませんね。
監督っぽい人が厳しそうだったので、チラッと見ただけで帰ることにしました。

そのスポーツセンターには、大きなサッカー場も併設されていて、そこでも本格的なサッカーの練習が行われていました。
そう言えば、バス停のところに9月2日に試合があるというポスターが貼っていましたが、このチームのことかもしれませんね。
セリエAのチームではありませんが、時間があれば見に行ってみようかと思いました。

夕食は、昨日と同じように持ち帰りピザ屋しかないと諦めて、来た違う道で帰ってみたところ、ピザが有名なレストランがありました。
ホテルの人が教えてくれた道は、私が行った道の1本隣の通りだったようです。

ピザが有名な店なのにもかかわらず、私は、スパゲッティを注文してしまいました。
邪道だとは思ったのですが、どうしてもスパゲッティが食べたくなったんです。
昨日の夜は、ピザだったわけですし。
たぶん、明日もこの店で夕食を食べることになるので、明日はピザを食べようと思いました。

ホテルに戻ると、結構疲れている自分がいます。
それは、体力的なことより、地方都市に対する疲れだと思います。
なぜなら、バスや電車の本数が少ないし、食事をする場所すら探すのが大変というのは、旅行者にとってかなりしんどい環境だからです。
私が、ヴェネチアという名前だけで、このホテルを予約してしまったのがいけないのですけどね。

今日は、いろいろとトラブル続きでしたが、明日は、貼ってある時刻表通りにバスが来るはずだし、夕食用のレストランも決まっているので、特にトラブルなく行けるでしょう。って、自分に言い聞かせて寝ることにしました。

<今日の支出!>

バス往復チケット:1.8ユーロ
近郊電車往復チケット:6.3ユーロ
水上バス3日間乗り放題チケット:30ユーロ
イタリア風サンドイッチ:3.5ユーロ
ドゥカーレ宮殿(博物館共通):13ユーロ
イタリアンジェラート:1.3ユーロ
コカコーラゼロ:2.5ユーロ
サン・ジェルジェ・マジョーレ教会鐘楼:3ユーロ
フルーツセット(カップに入っているもの):1.5ユーロ
スパゲッティ:6ユーロ
ビール:3ユーロ
サービスチャージ:1ユーロ

合計:72.9ユーロ約12,466円(1ユーロ=171円で計算)


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