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2007年9月19日(水)![]() |
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世界一周137日目 今日は、のんびりと12時頃に出かけました。 実は、一昨日の夜行電車に乗った時に、(バルセロナのホテルで持ってきてしまった日本語の)小説を読み出したら、何気に面白くなってしまい、昨日の夜に最後まで読んでしまいました。 読み終えたのは、明け方4時。 慌てて寝ることにしたので、今日は、ゆっくりと出かけることにしたのです。 ![]() アヤ・ソフィアは、紀元後532年に建てられたらしく、同年に、ジャスティーアンというのが5年かけてできたようです。(何のことだか良く分かっていません) 個人的には、壁にある大きなアラビア文字の丸いものが気になりました。 アラビア文字って、本当に何だか分かりませんよね。 それも、模様のように大きさなどを自由に変えても、ちゃんと文字として続けて書けるようなので、ある意味、凄い文字だと思います。 このアヤ・ソフィアは、2階に上がれるのですが、スペインのセビーリャにあったヒラルダの塔と同じように、階段ではなく坂道になっていました。 階段を使わないって発想は、イスラム教徒の考えなんですかね? 全体的に、見ごたえはあると思ったのですが、内部の中心部分が修復中で、鉄パイプで覆われていて残念でした。 なお、アヤ・ソフィアは、ブルーモスクの反対側にあり、その間に、私が泊まっているホテルがありました。 その後、ちゃんとしたトルコ料理を食べようと思って、レストランの前を通ったのですが、なかなか高いです。 ヨーロッパと思えば、そのくらいの金額でも妥当なのですが、どうしてもトルコをヨーロッパと思えません。 そのため、何でも高く感じてしまいます。 入口のメニューを見て悩んでいると、いくらなら出せるのかとウェイターに聞かれました。 私は、10YTLくらいと伝えると、周りの客に内緒で、15YTLのトルコ料理を10YTLで食べさせてくれました。 こういうところがヨーロッパと思えないところでもあるんですが、ちょっとラッキーでしたね。 しかし、これで終わるわけありませんよね。 向こうもメリットが無ければ、そんなに割引をするわけありません。 レストランのオーナーという人が現れて、その人が経営しているじゅうたん屋へ連れて行かれました。 そのオーナーのやり方は、最初からじゅうたん屋へ連れて行くのではなく、歴史があるモスクを案内すると言って、その流れで、じゅうたん屋へ連れて行くという方法でした。 じゅうたん屋に連れて行かれることは、話の内容からして想定していたのですが、料理をまけてもらったこともあったので、話に乗ることにしました。 じゅうたん屋に入ると、まずは雑談です。 特に予定も無い私は、普通に相手をしていました。 そして、そろそろ飽きてきたので、じゅうたん屋を出ようと思った時に、じゅうたん屋が秘密兵器を出してきたのです。 何かと言うと、日本人のおばちゃんです。 日本人が現れると、邪険に断れないですよね。 じゅうたんを買う気はさらさらなかったのですが、そのおばさんと話すことになりました。 ちょっと面倒だと思ったのですが、久しぶりの日本語の会話に、ちょっと喜んでいる自分がいました。 余計なことまで話してしまったくらいです。 そして、おばさんがせっかくだからじゅうたんの説明を聞いたら?というので、素直に聞くことにしました。 説明を聞いて分かったのですが、トルコ式のじゅうたんと他のじゅうたんは、織り方が違うようです。 トルコ式は、二重に織っているため強く、これがトルコ式の1番の特徴だそうです。 社会科見学のように話を聞いていたところ、節々に売込みが入ります。 おばさんは、私が買わないとはっきり伝えていたのと日本人というものが分かっているため、あまり強引な売り込みはしてきませんでした。 たぶん、タイミングを図っていたんだと思います。 それなのに、急にトルコ人が現れて、じゅうたんを並べ出しました。 そして、買え買えって感じで、いろいろと言ってきます。 そういうところは、他のアラビア国のじゅうたん屋と同じで、はっきり言ってウザいです おばさんには悪かったのですが、そういうのが嫌と言って、お店を出ることにしました。 おばさんの努力も水の泡でしたね。 その後は、王宮へ行きました。 王宮には、たくさんの貴金属や宝石などが飾られていて、時価総額は、いくらなんだろうという感じです。 その他に、実際に使っていた家具や中国、日本の焼き物なども展示されていました。 オスマントルコ時代の中国や日本からの贈り物だったのでしょうか。 その部分については、ほとんど見ずに通過してしまいました。 王宮の中には、更にお金を払ってみるところがあったのですが、10YTLもしたので、見るのをやめました。 ![]() ある意味、ここも観光名所ですけど。 グランバザールと言っても、たいして大きくもないのだろうと思っていたのですが、思ったより大きくてびっくりしました。 私は、モロッコのマラケシュのような場所をイメージしていたのですが、屋内でガラス張りになっているブティックや貴金属屋があるなど、もっと綺麗な感じでした。 このグランバザールで、ある物を購入することにしました。 それは、スニーカーです。 出発前に買ったスニーカーが既にボロボロになっていたのです。 モロッコの靴修理のおじさんに、1回直してもらったのですが、根本的に破けたため、どうしようもない状態のまま、恥ずかしくも履いていたのです。 そこで、物価が安いトルコに入ったら買おうと思っていたので、それを実行したというわけでした。 実際は、床屋の時と同じように、言うほど安くないんですけど。 その後は、近くのイスタンブール大学やモスクなどを見たり、街をぷらぷらした後に、チャンピオンズリーグの試合を見に行くことにしました。 今日の試合は、ジーコ監督率いるホームのフェネルバフチェ対イタリアの強豪インテルとの試合です。 こんな好ゲームをイスタンブールで見られるのは、正直嬉しいです。 トラムの駅に行くと、周りにフェネルバフチェのユニフォームを着た人が何人もいて、その姿を見ていると、私もだんだんと興奮してきました。 そして、フェリー乗り場に到着して、スタジアムがあるアジア側へ向かいました。 フェリーの中は、既にサポーター一色です。 20分くらいフェリーに乗っていたのですが、ずっとサポーターが応援をしていました。 トルコも熱いですね。 アジア側に到着すると、フェネルバフチェのユニフォームを着た人々が、普通に歩いていきます。 昨日、ツーリストインフォメーションで行き方を確認をしたときは、フェリー乗り場からタクシーで行くようにとのことだったのですが、どうやら歩いて行けそうな雰囲気です。 はぐれないように、ユニフォームを着た人の後を歩いていくと、20分くらいでスタジアムに到着しました。 スタジアム前は、サポーターでいっぱいです。 入口ゲートを確認して、中に入ろうとすると、長蛇の列ができていました。 チャンピオンズリーグなので、チェックが厳しいんだろうと思ったのですが、そういうわけでもないようです。 ある意味、そういうつもりなのかもしれませんが、このスタジアムは、ゲートが1人ずつしか入れない作りになっていたのです。 結局、スタジアムに入るために、40分くらい並ぶことになりました。 ![]() 私の席がゴール裏のサポーター席だったこともあり、ちょっと異様な雰囲気です。 殺気だっていると言うか何と言うか。 試合開始前から熱いサポーターの声が響き、私も興奮状態でした。 そして、ついにキックオフ。 周りは、みんな立って観戦です。 個人的には、座ってゆっくり見たかったのですが、座っていたら何も見えません。 私も熱いサポーターと一緒に、立ちながら見ることにしました。 私の予想では、インテルが勝つと思っていたのですが、前半からホームの利もあるのですが、フェネルバフチェが押しています。 そして、前半終了間際にフェネルバフチェが先制ゴール! スタジアムに地響きが鳴りました。 ここで前半が終了! 私としては、やっと座れる時が来たという感じです。 試合は、とても面白いのですが、スタジアムの入場の時からずっと立ちっぱなしだったので、かなり疲れていました。 ここで、ビールを飲みたくなったのですが、トルコは、やっぱりアラビア国でした。 スタジアムに、ビールが売っていないのです。 と言うことは、ビールなどアルコールを一切飲んでいないのに、サポーターは死ぬほど熱いということになりますね。 凄すぎる〜。 後半は、フェネルバフチェが逃げ切り、見事に1-0で勝ちました。 試合終了の時は、お祭り状態でした。 たぶん、フェネルバフチェサポーターも勝つのは厳しいと思っていたんだと思います。 私は、スタジアムが大興奮の中、急いでスタジアムを出ることにしました。 フェリーの最終時間を調べてなかったので、なるべく早くフェリー乗り場へ行きたかったからです。 入って来たゲートと違うところから出たのですが、たぶん合っていると思った道を急いで歩いて行きました。 周りには、ユニフォームを着た人もたくさんいたので、みんなもフェリーを心配して、早めにスタジアムを出たのかと思っていたのです。 しかし、徐々にユニフォームを着た人が消えていきます。 スタジアムからちょっと遠くに止めてあった車に、どんどん乗り込んでいくのです。 そのうち、周りに人がいなくなってきたので、さすがに心配になり、近くの人にフェリー乗り場の場所を聞いてみました。 時間的にも、そろそろフェリー乗り場に着く頃だったので。 すると、フェリー乗り場は、間逆とのことでした・・・。 ここまで20分くらい歩いたのですが、再びスタート地点であるスタジアムに戻らなくてはなりません。 タクシーでフェリー乗り場まで行こうとしても、試合のせいで大渋滞ですし、そもそもお金がありませんでした。 仕方がなく、スタジアムまで歩いて戻りました。 そして、スタジアムの自分が入ったゲートに戻ったのがジャスト0時。 つまり、スタート地点に戻るまでに、往復で40分くらい歩きました・・・。 気を取り直して、再スタート。 フェリーは、たぶん無いと思いながらも、なるべく早く歩いて行きました。 この試合のために臨時便があるかもしれないなんて、淡い期待を胸に抱きながら。 しかし、そう都合良くは行きませんね。 フェリー乗り場は、すっかり暗くなっていました・・・。 さて、これからどうしましょう? 時間は、0時20分を過ぎています。 ここからホテルまでは、陸がつながっていないので、歩いて行けません。 タクシーだったとしても、ぐるっと回って橋を渡らないと行けないので、とんでもない距離です。 これは、朝までここで待つしかないと覚悟を決めたのですが、念のために、対岸へ戻る方法について、近くのトルコ人に尋ねてみました。 すると、タクシーが良いと言われました。 タクシーは、遠すぎるし、お金が無いから無理と答えると、タクシーではなく、タクシムと言ったようです。 タクシムとは、地名のことで、乗合ワゴンならタクシムまでは行けるとのことでした。 タクシムってどこ?と思ったのですが、地図を見てみると、このサッカーのチケットを買った場所です。 タクシムは、ホテルがあるヨーロッパ側なので、ここからなら歩けるかもしれないと思い、その方法で帰ることにしました。 とりあえず、行列ができているところへ行ってみると、みんながみんな乗合ワゴンを待っているようでした。 この列の最後に並んだら、いつ乗合ワゴンに乗れるのか見当もつかなかったので、逆側に何も考えずに歩き出しました。 すると、天は、私に見方をしてくれたようです。 歩き出してすぐに、タクシム行きの乗合ワゴンが現れました。 それも、まだ定員オーバーになっていません。 これは、超ラッキーと思い、その乗合ワゴンに乗り込むと、この乗合ワゴンは、先ほどの行列のところへ行きました。 この乗合ワゴンは、あっという間に満席になり、タクシムまで出発しました。 40分くらい乗ってタクシムに到着しました。 この時、既に1時を過ぎていました。 ここからホテルまで歩くと、早く歩いても1時間くらいかかるはずですが、そんなに歩く気力は残っていませんでした。 しかし、最後の5YTLを乗合ワゴンで払ってしまったため、手元に残っているお金は、1YTL以下です。 銀行へ行けば良かったのですが、明日にロンドンへ行くため、余計なTYLを持ちたくなかったのです。 そこで、タクシーの運転手にいくらくらいでホテルまで行けるかを聞いてみたところ、全く英語が通じません。 私も必死だったので、通りすがりの人を捕まえて通訳してもらい、メーターではなく、だいたいの料金で走ってもらうことにしました。 そうすれば、いくら銀行でお金を下ろせば良いかわかるし、無駄にお金を下ろさなくても良いというわけです。 話の分かるタクシードライバーで助かりました。 ホテルに到着すると、1時45分を過ぎていました。 ホテルのレセプションの人が暖かく迎えてくれて、どうやって帰ってきたの?って質問されました。 そう言えば、この人と朝に話した時に、その時間だとフェリーが終わっていると思うけど、帰って来れるの?って言われていたんですよね。 その時は、こっち側から試合を見に行く人もたくさんいるはずだから、その人達に付いて行けばどうにかなるだろうと思っていたんですが、もうちょっといろいろと調べておけば良かったです。 ちなみに、タクシムからホテルまで25YTLで帰って来たと伝えたら、その金額は、かなり良い金額のようです。 メーターで走ると、深夜ということもあり、安くても30YTLはかかるとのことでした。 本当に、話の分かるタクシードライバーで良かったです。 部屋に戻ると、明日に向けて荷物の整理をしてから寝ることにしました。 サッカーの試合は、とても楽しかったのですが、下手をしたら、ロンドンへ行く日の朝にホテルに戻って来なければならなかった可能性があったわけですよね。 そう思うと、ゾッとします。 21時45分からというとんでもない時間から試合が始まるのが悪いんだと思いますけど。 って、自分に言い聞かせて納得することにしました。 <今日の支出!> シャトルバス(ホテル〜空港):20YTL アヤソフィヤ:10YTL ケバブ料理:10YTL 王宮:10YTL コカコーラライト:1.5YTL アディダススニーカー:35YTL コカコーラライト:1.5YTL 大学芋っぽいもの:1.5YTL インターネットカフェ:4YTL サンドイッチ:4YTL フェネルバフチェもどきのリストバンド:1YTL コーラ:2YTL チョコ:1YTL フェネルバフチェのマフラー:11YTL コカコーラライト:1.5YTL 乗合ワゴン:4.75YTL タクシー:25YTL 合計:143.75YTL(トルコリラ) ⇒ 約14,375円(1YTL=100円で計算) |
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