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2007年9月18日(火)トルコイスタンブール(滞在地)
世界一周136日目

朝4時頃に、いきなり起こされました。
何が起きたのかと思ったら、パスポートチェックです。
そう言えば、夜行電車での(出入国審査がある)国境越えは初めてでした。
なお、同室のアメリカ人の予想では、2時頃に出国審査があるということでしたが、既に2時間過ぎています。
つまり、それだけ電車が遅れているということですね。
この時は、寝ぼけていたこともあり、そこまで頭が働きませんでしたけど。

5時頃には、トルコ側の入国審査があったのですが、そこでびっくりすることがありました。
私の日本人のパスポートは、特に問題がなかったのですが、同室のアメリカ人のパスポートには、クレームがついたのです。
何が問題だったかと言うと、ビザが無いとのことでした。
日本人は、観光目的でトルコに入国する場合は、ビザが不要ですが、アメリカ人は、観光目的でトルコに入国する場合でも、ビザが必要だったんですね。
この時に、アメリカに勝った気がして、少しだけ嬉しかったです。
ちなみに、アメリカ人のトルコビザは、15ユーロだそうです。

到着予定時間が過ぎても、全然到着する気配がありません。
同室のアメリカ人は、準備を始めていましたが、私は、だらだらとベッドで寝ていました。
結局、予定より3時間くらい遅れて、イスタンブールに到着しました。

駅のツーリストインフォメーションへ行くと、私の前でちょうど地図が終わってしまったようで、ここから5分くらいのところにあるメインのオフィスへ行って欲しいと言われました。
正直、これは困ったと思いました。
なぜなら、ここがどこかも分からないし、私が行きたい旧市街のがその方向かどうかもわかりません。
荷物もあるので、できたら無駄は省きたかったんですよね。
とは言っても、何も情報を持っていない私は、そのメインのオフィスへ行くしかなかったのでした。

結局、10分くらい歩いて、メインのオフィスに到着しました。
旧市街の安宿のエリアがどこかと訪ねると、何とこの場所がそのようです。
イスタンブールは、旧市街に見所が集まっているようで、ツーリストインフォメーションもこの場所にあるようでした。
その他に、何点か質問をしてから、ホテル探しに出かけました。

メインのオフィスを出ると、ホテルの客引きが現れました。
トルコは、やはりアラビア国なんだとちょっと嬉しくなったのですが、料金を聞いてみると、1泊20ユーロと全然安くありません。
部屋もたいしたことがなかったため、すぐに断りました。
そして、次に訪ねたホテルは、ユーロなら20ユーロで、トルコリラなら35YTLとのことでした。
この時は、トルコリラがどのくらいの価値かも全然分からず、その前に、トルコリラって0がたくさんあるのではなかったっけ?って思っていました。
その後もホテルを探したのですが、満室のところも多く、念のために満室でも料金を確認したのですが、どこのホテルもももっと高いのです。
日本人だからボろうとしているのかと思ったのですが、そういう訳でもないようです。
トルコは、物価が安いと思っていたのですが、そうでもないということが分かり、2軒目に尋ねた
「MED CEZIR」というホテルに泊まることにしました。

ここで、トルコでのテーマを決めたいと思います。
実は、エジプトで床屋へ行って以来髪を切っていなかったので、そろそろ切りたいと思っていました。
しかし、ヨーロッパは高いので、物価の安いトルコで切ろうと思ったのです。
実際は、あまり物価が安くないようですが。

トルコでのテーマ<床屋へ行ってリフレッシュする!>

最近、だらだらと旅をしているし、不感症(何を見ても今ひとつな感じ)なので、気分的にもリフレッシュしたいと思いました。

早速、床屋へ行くことにしました。
床屋を探すまでもなく、ホテルの2軒隣が床屋だったのです。
理容師は、おじ(い)さんでしたが、日本の床屋とさほど変わりません。
私は、シャンプーと髭剃りも含まれていると思っていたのですが、カットだけで終わってしまいました。
別料金を払えば、シャンプーや髭剃りはもちろんのこと、マッサージなどのサービスもあるようです。
隣で切ってもらっていたトルコ人は、糸で髭を抜いて貰っていました。

髪を切ってリフレッシュした私ですが、すぐに観光へ出かけませんでした。
なぜかと言うと、明日にあるサッカーのUEFAチャンピオンズリーグのチケットを買いに行こうと思ったからです。
ツーリストインフォメーションに、サッカーのチケットについて聞いたところ、チケットオフィスへは、タクシーで行くようにとのことでした。
ツーリストインフォメーションで紙にチケットオフィスの名前を書いてもらっていたので、それをタクシーの運転手に見せて、チケットオフィスへ向かおうとしたのですが、タクシーがメーターを作動させません。
ホテルのチェックイン時に、トルコのタクシーは、メーターで走るのかどうか確認をしたところ、ちゃんとメーターで走るというので、安心をしていたのですが・・・。
何度かメーターを作動するようにお願いしたのですが、タクシーの運転手は、20YTLの一点張りです。
20YTLというのは、結構高いですし、根本的に、メーターで行かないという態度が気に入らなかったので、信号待ちでタクシーが止まっていたこともあり、タクシーを降りることにしました。
この時に、トルコは、やはりアラビア国だと思いましたね。

その後に、別のタクシーを止めたのですが、その運転手は英語ができなく、更に、そのチケットオフィスのことを知らなかったようで、困ってしまいました。
私もそこがどこなのか全く分からないので、説明ができません。
そこで、通りがかりの人に助けを求めて、明日にあるチャンピオンズリーグの試合のチケットを買いたいので、チケットオフィスへ行きたいと伝えると、そのチケットを買うのは難しいとの回答でした。
やはり、チャンピオンズリーグの試合というだけあって、売切れてしまっているようです。
結局、話がまとまらないうちに、その人はどこかへ行ってしまい、タクシーの運転手も面倒臭くなったようで、去って行きました。

やはりチャンピオンズリーグの試合ともなると難しいのかと諦めかけていたところに、旅行会社の人がどうしたのかと声をかけて来ました。
私は、素直に、明日の試合のチケットが欲しくて、チケットオフィスへ行きたかったのですが、他の人に、たぶん売り切れていると言われて困っていると伝えました。
すると、その人は、チケットオフィスへ行けば、チケットが買えると言い出しました。
今思うと、何を根拠にそう言ったのか分かりませんが、その時の私は、その言葉で救われる思いでした。
そして、タクシーではないと行けないのかと尋ねると、トラムと地下鉄で行けばすぐとのことでした。
つまり、ツーリストインフォメーションは、説明するのが面倒臭かったので、タクシーで行くようにと言ったようです。

トラムと地下鉄を乗り継いで、着いた先は、新市街の繁華街のようです。
この場所だけなら、日本と変わらないといった感じです。
メインストリートで、何人かにチケットオフィスの場所を聞いたのですが、みんながみんな適当過ぎです。
あっちと言われてあっちへ行ってみるとこっちと言われるなど、かなり振り回されました。
最終的には、チケットオフィスを発見できたのですが、発見するまでに、1時間くらいかかってしまいました。
ちなみに、チケットオフィスとは、チームのオフィシャルグッズの店か何かかと思っていたのですが、実際は、本屋の中にあるチケットぴあのような小さな窓口が1つだけある販売店でした。

窓口で、明日の試合のチケットがあるかと尋ねると、あっさりあると言われました。
座席表を見せてもらって、その中で一番安くて見やすそうなところを買ったのですが、既に売り切れの席も多く、やはり人気がある試合のようです。

チケットが買えたので、この新市街に用は無かったのですが、せっかく来たので、ちょっとぷらぷらしてみました。
ここは、新宿と言うか渋谷と言うか原宿と言うか、とにかくそんな感じの場所です。
たくさんの人で賑わっていました。

このまま行きと同じ方法で帰るのもつまらないので、フェリーで帰ることにしました。
イスタンブールは、ヨーロッパ側とアジア側の間に川があるため、そこをフェリーが走っているのです。
私がいる新市街は、旧市街の北側で新旧どちらともヨーロッパ側にあるため、特に対岸のアジア側へ行く必要は無かったのですが、新市街の港から南の旧市街へ行くフェリーが無いため、どうしてもフェリーに乗りたければ、対岸のアジア側へ1回行ってから、旧市街のほうへ戻ることができるとフェリーの係員に言われました。
私は、お金も時間もかかってしまうので、どうしようかと思ったのですが、今日は、祝日だから20時までフェリーが無料らしいのです。
だから、船の係員は、そのような方法を教えてくれたのでした。

フェリーにも乗りたかったので、行くだけ行ってみることにしました。
そう言えば、深夜特急の沢木耕太郎が、このフェリーに乗って香港のスターフェリーを思い出したって書いてあったのを思い出し、私も何か思い出せれば良いなって思いました。
しかし、私は、特に何も思い出せないまま、アジア側に到着してしまいました。
地図を見てみると、アジア側には、何も観光名所が載っていません。
住民が住んでいる地域のようです。
それなら、すぐに旧市街へ戻ろうかと思ったのですが、ここであることを思いつきました。
それは、明日のチャンピオンズリーグの試合会場がアジア側だったので、タクシー以外での行き方を確認しようと思ったのです。
試合会場に関しても、ツーリストインフォメーションが面倒臭かったようで、対岸までフェリーで行き、そこからタクシーで行くようにと言われていたのです。
なかなか英語が通じない人も多く、ちょっと困ったのですが、英語が分かる人が現れて、バスで行けることが分かりました。
普通に考えて、タクシーでしかいけない場所にスタジアムは作らないでしょ!

旧市街に戻ってきたのですが、もう1つ確認をしたいことがありました。
それは、この後に行くイギリス行きの空港へ行くための道です。
これも、ツーリストインフォメーションで聞いたのですが、バスの時刻表を渡されて、サッカースタジアムと同じ港としか言われませんでした。
私は、対岸へ行く港のところにバス停があるのかと思い、かなりの時間その辺りを彷徨いました。
もちろん、他の人に聞いたのですが、私自身が良く分かっていないため、どこへ行きたいのかうまく伝えられません。
結局、何人かに聞いた結果、サッカースタジアムへ行く時と同じフェリーに乗って、そこからバスに乗るとのことでした。
ツーリストインフォメーションが、サッカースタジアムへ行くために紙に書いてくれた港の名前は、乗る場所ではなく行き先だったようです。
私は、その港の名前が乗り場かと思っていたため、かなり混乱をしてしまいました。
しかし、そうなると、先ほど確認したサッカースタジアムへバスで行く方法は、どうなってしまうのでしょうか?
ツーリストインフォメーションが書いてくれた港と私が先ほど確認した港は、違う場所なのです。
確かに、ツーリストインフォメーションが教えてくれた港のほうが、スタジアムには近いようですが、どっちもアジア側なので、どちらからでも行けると思うことにしました。

ブルーモスクホテル近くまで戻ってくると、世界最大のモスクと言われる
ブルーモスクへ行っていました。
時間は、19時くらいになっていたので、閉まっているのかと思ったら、まだ入れました。
せっかくだから中をゆっくり見ようと思ったのですが、モスクに入ると体が自然と寝てしまいます。
モスクは、じゅうたんが敷いてあって、寝転がると気持ち良いんですよね。
じゅうたんの上で、綺麗な絵が書かれている天井を見ていました。
しかし、その時間は、5分程度です。
なぜかと言うと、お祈りの時間のために、ムスリム以外はクローズとのことでした。
残念とは思ったのですが、さすがにムスリムではないので、素直に従いました。

疲れていたのとおなかが空いたので、ホテルに併設されているレストランでトルコ料理でも食べて、早く寝てしまおうと考えました。
しかし、ホテルのレストランは、既に開いているにもかかわらず、20時にならないと駄目とのこと。
この時は、何で20時なのか全く分かりませんでした。

どこかで夕食を食べようと街を歩いていたら、配給があるようで、トルコ人が並んでいます。
何で配給なのか分かりませんでしたが、とにかく無料で食べられるとのことだったので、私も並んでみることにしました。
どう見ても旅行者の私が配給を受けても良いのか心配だったのですが、前に並んでいたおじさんが問題ないと言ってくれて、実際に、私の番が来た時は、配給している人がちょっと不思議そうな顔をしていましたが、他の人と同じように料理を皿によそってくれました。
夕食は、これで済ませてしまったのですが、なぜ配給しているのか謎でした。

その後、街中を少し歩いていると、レストランの人に声をかけられました。
夕食は、トルコ人たちと一緒に無料で済ませたと伝えると、笑いながらラマダンの?と言われました。
ここで、やっと分かったのですが、今(先週の土曜日から始まったらしい)は、ラマダン中のようです。
つまり、日没まで断食だったんで、ホテルのレストランも20時からだし、フェリーも20時まで無料だったというわけです。
ここで、全てが繋がりました。

ライトアップされたブルーモスクの前にある公園では、縁日のように屋台がたくさん出ていて、盛り上がっています。
これもラマダンだからのようです。
ラマダンって、いったい何なんでしょう?
公園内をうろうろしていたら、ホテルがすぐ近くにあるにもかかわらず、道が分からなくなってしまいました。

ホテルに戻ると、今日のことを振り返りました。
それで思ったことは、トルコは、予想をはるかに超えた国だったということです。
私としては、同じアラビア国であるエジプトやモロッコのように物価が安く、ウザい奴が多い喧騒の国かと思っていたのですが、すっかりヨーロッパですね。
物価も含めて、ギリシャとそれほど変わらない雰囲気です。
旅をするには楽なヨーロッパに慣れてしまったために、トルコで刺激を求めていた自分がいることに気が付きました。

<今日の支出!>

ホテル(2泊):70YTL
床屋(カットのみ):20YTL
コカコーラ:1.75YTL
ソーセージサンドイッチ:1.25YTL
トラム:1.3YTL
地下鉄:1.3YTL
チャンピオンズリーグチケット(フェルネバフチェ対インテル):50YTL
ドネルケバブ:3YTL
コカコーラライト:1.1YTL
インターネットカフェ:2YTL
ソーセージサンドイッチ:1YTL
コカコーラライト:1.5YTL
トルコ飴:1.5YTL

合計:155.7YTL(トルコリラ)約15,570円(1YTL=100円で計算)


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