懲りもせずインド!

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5日目(9月23日)
昨日約束したオートリキシャーと落ち合うために10時30分にチェックアウトをしようとしていたら、レセプションに違う人物が現れました。
最初、無理矢理ツアーに誘ってきている知らない人かと思いきや昨日のオートリキシャーの兄弟ということで、オートが故障したから代わりワンボックスで迎えに来たと言ってきました。
とても胡散臭かったので、本当に信じて良いかどうか不安だったのですが、いろいろと話してみると、確かに昨日話したとおり「全てで200Rs.でOK!」と言っています。
念のために昨日のオートリキシャーに電話をしてもらったところ、確かに昨日のオートリキシャーが電話に出た(と思う)ので、その人にお願いをすることにしました。
今思うと、この適当さが命取りになるんですけどね・・・。

シティ・パレスまずは、シティ・パレスへ行きました。
シティ・パレスは、要塞の中にある今も王様(マハラジャ)が住んでいる場所で、一部が博物館として開放されています。
外国人チケットを購入すると英語などのオーディオガイドが無料だったので、とりあえず借りてみたのですが、全く意味がありませんでした。
ちゃんと聞けば少しは理解できたと思うのですが、全く聞く気がなくて、ある意味、首からかけたオーディオガイドがファッションとなっていました。

1時間の約束だったので、時間どおりシティ・パレスを出て待っていたのですが、ワンボックスが現れません・・・。
一瞬、「やられた?!」って心配になりましたが、約束の5分後にワンボックスは現れました。
こういう心配があるので、バッグを駅のクロークルームに預ける予定だったのすが、ワンボックスがホテルに現れたため、そのまま車の中に置いてしまっていたのです。

次にどこへ行くかと聞かれたので、ちょっと迷っていると、オートリキシャーの兄弟ではない運転をしていた奴がいろいろと説明をしてきました。
その運転手にジャイプルの観光のメインであるアンヘール城とその先にあるジャイガル城へ行きたいと伝えると、アンヘール城へは、像タクシー以外では行けなくて往復で1,100Rs.、先にあるジャイガル城へ行くには、アンヘール城からジープで往復1,000Rs.払わなくては行けないと言ってきました。
ガイドブックを見ると確かにその方法も書いてあるのですが、像タクシーもジープも1人の料金ではなく1台の料金です。
さらに、アンヘール城へは歩いても行けそうだったので、全然信じられずにいると、運転手が続けて言ってきました。
「1,600Rs.の山の通行料を払えば、2つともこの車で行けるけどどうする?像とジープに乗って高いお金払って自分で行く?」と言ってきました。
私が手持ちのお金が無いからどちらも無理と伝えると、運転手が先に払っておくから後でATMで下ろして払ってくれれば良いと言うので、まだ乗っている車のほうが安いので、お願いをすることにしました。
このやり取りが英語がうまく伝わっていなかったこともあると思うのですが、後でとんでもないことに。

ジャイガル城へ行く道は、確かに山道を走行していたのですが、全然通行料を払う場所がありません。
そして、そのままジャイガル城へ到着してしまったので、山の通行料はアンヘール城へ行く時に払うのかと思いました。
ジャイガル城は、大きいだけで特に観光としてはたいしたものではなかったので、アンヘール城もたいしたことが無いと思い、無駄に1,600Rs.を払うのがもったいないと思ったので、街に戻ろうと思いました。
私は、運転手へ「まだ山の通行料を払っていないし、元々200Rs.で全部という約束だったので、アンヘール城は無しで街に戻って欲しい」と伝えると、運転手は、どうにも納得していない様子です。

そこで、初めてお互いの理解が食い違っていることが分かりました。
運転手としては、山道をわざわざ行くのだから、ただ追加料金が欲しいという意味で通行料と言っていたらしく、このまま街に帰っても1,600Rs.を払えと言ってきました。
私としては、運転手が通行料として1,600Rs.を払わなくてはならないと言ったから約束をしたけど、実際は、通行料なんて無いわけだし、そもそも像タクシーにもジープにも乗らなくてもどちらも行けるのだから、オートリキシャーとの当初の約束どおり200Rs.しか払えないと伝え、同乗しているオートリキシャーの兄弟にも同じことを伝えました。
オートリキシャーの兄弟は、罰が悪いように何も言いませんでしたが運転手はしつこく払えと言ってきます。

私は、暑さでイライラしている中、このような話が出てきて、さすがに頭にきてしまい、その場でバッグを持って車を降りてしまいました。
そして、オートリキシャーの兄弟に200Rs.を渡して、そそくさとジャイガル城の中へ歩いていきました。
運転手が追いかけていろいろと言ってきましたが、こちらとしては、約束の200Rs.を払ったんだから、それでOK!というスタンスですたすたと歩いていきました。
その時、運転手が500Rs.の約束だと言ってきたので、もしかしたら、オートリキシャーの兄弟が運転手に200Rs.のことを伝えてなくて、いろいろと言い出して多くお金を取ろうとしていたのかもしれませんね。
何だか凄い不愉快のまま、重いバッグを持って歩いていきました。

アンヘール城ジャイガル城を抜けてアンヘール城へ行ったのですが、約15分くらいで着きました。
この時は、「なんで500Rs.も出してジープに乗らなくちゃいけないんだよ!」ってイライラが募るばかり。
かなりどうしようもない状況で、新たな問題が発生しました。
何かと言うと背負っている重いバッグです。
重いバッグを背負ってアンヘール城の中を観光するのはかなり厳しい状態なので、どうしたら良いかと必死に考えました。

とりあえず、サムズアップでも飲んでくつろいだ後、ずうずうしくも敷地内にいるセキュリティのおじさんたちにバッグを見てもらうことにしました。
最初は、ダメって言われたのですが、何度かお願いをするとOKとのこと。
ちょっと心配だったので、鉄柱にバッグを鍵で繋いでおきました。

今までは、何となくちぐはぐだったジャイプルでの旅でしたが、アンヘール城を堪能してからは、ちょっと付いてきました。
アンヘール城からそこそこの距離を下ってバス乗り場へ行くのですが、途中でバイクのおじさんが後部座席に乗せてくれました。
そして、問題なくローカルバスにも乗れて(それも座れて)風の宮殿前まで戻ってくることができました。

朝から何も食べていなかった私は、とりあえず、何か食べようと思ったのですが、すっかりカレーが飽きちゃっています。
昔は、旅中ずっとカレーでも大丈夫だったのですが・・・。
そして、向かった先はマクドナルド!
隣にラージ・マンディルという大きな映画館があるので、マックを食べた後は、夜行電車まで映画でも見て時間を潰そうと考えました。

ラージ・マンディル(ハディッパ)エアコンが効いているマックで1時間くらいくつろいだ後、ラージ・マンディル(映画館)へ行ってみました。
ラージ・マンディルとは、普通の映画館というより劇場といったほうが良いくらい大きくて綺麗な映画館でした。
ジャイプルを代表する映画館のようです。

今回上映していた映画は、HADIPPA(ハディッパ)というインドっぽいダンスありありの映画でした。
内容は、インド対パキスタンのクリケットの試合に向けて、イギリスから呼び戻されたインドチームのキャプテンらしき人がある女性に恋をしてしまします。
その女性は、実は、男装して同じクリケットチームのメンバーにいるのですが、キャプテンは全然気が付いていません。
そして、運命の試合が始まり、最初は試合の主導権を握っていたのですが、試合中に男装がばれてしまってからは、一時は、キャプテンとその男装をしていた女性が破局という感じで試合もボロ負け状態になります。
しかし、愛の力は勝つってやつで、最後には、2人の活躍でギリギリ逆転勝ちをして、2人も結ばれるというハッピーエンドの話です。
ヒンディー語だったので、何を言っているのかは全く分からなかったのですが、話の内容はかなり簡単なものだったので、フィーリングで分かりました。
映画の内容よりも、インド映画特有のダンス♪ダンス♪ダンス♪がとても楽しかったです。
見てるだけで元気がもらえる気がしました。

話は戻って、映画のチケットを購入する時に、大学生のラッキー君(本名かどうか不明)と知り合いました。
近くにいたので、たまたまチケットの買い方を聞いたら、一緒に映画を見ようということになり、そのまま映画が始まるまで1時間30分くらいずっと一緒にいました。
一緒にいる間は、会話をしていただけではなく、重いバッグを預けられる場所まで連れて行ってもらったり、飲み物をおごってもらったり、駅へ向かうオートリキシャーと交渉してもらうなど、かなりお世話になってしまいました。
ラッキー君、ありがとう!
今日の昼過ぎまでは、何となくジャイプルは合わないと思っていた私ですが、すっかりご機嫌のまま駅へ向かいました。

ジャイプル駅では、アッパークラスの待合室にあったシャワーですっきりして、あとはジョードプル行きの電車をひたすら待ちました。
約3時間後、来た電車に乗り込んだら、あっという間に寝てしまいました。
連日の灼熱地獄もあって、かなり疲労が蓄積されていたんでしょうね・・・。


<今日の支出!>

(ジャイプル)
ホテル(2泊分 デポジット以外残り):300Rs.
シティパレス:300Rs.
ミネラルウォーター:15Rs.
ミリンダ:25Rs.
リムカ:25Rs.
タクシー:200Rs.
サムズアップ:25Rs.
アンヘール城:150Rs.
ローカルバス:8Rs.
サイクルリキシャー:20Rs.
マック・ベジ:85Rs.
ラージ・マンディル(映画「ハディッパ」):80Rs.
ポップコーン:25Rs.
ミネラルウォーター:15Rs.
オートリキシャー:40Rs.
サンドイッチ:12Rs.
チャイ:4Rs.
チャイ:4Rs.

合計:1,333Rs.(インドルピー)⇒約2,666円(1Rs.=2円で計算)



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