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2007年7月5日(木)エジプトカイロ(滞在地)
世界一周61日目

今日は、昨日決めた通り、スエズへ向けて出発しました。
エジプトのバスは、バフレイヤ・オアシスの時のようにエアコンが故障していると思い込んでいたため、特に上着を持っていかなかったのですが、何とエアコンがガンガンでした。
更に、個別のエアコンではなく、車内全体に吹き出すエアコン口の前の席になってしまい、約2時間凍えるような寒さに絶えながら、スエズへ向かいました。

スエズに到着すると、さてどうしましょう。
スエズ運河までは、バスターミナルからは、ちょっと遠いようです。
だからと言って行かない訳ではないのですが、ここまで来たのなら、ちょっとシナイ半島へ行ってみたいという欲が出てきました。
なぜなら、シナイ半島は、スエズ湾を越えればすぐなのです。
ちなみに、シナイ半島とは、エジプトの東側で、イスラエルと陸続きになっています。

ガイドブックを見てみると、アイン・ムーサというところなら、スエズのバスターミナルから約1時間で行けるようなので、スエズ運河は、アイン・ムーサから帰ってきてから見ようと決めました。
バスターミナルで、アイン・ムーサ行きのバスを探すと、ラッキーなことに、ちょうど出発するところでした。
約1時間バスに乗り、到着したところは検問所。
周りを見渡しても何も無いのですが、どうやら、ここから2km先にアイン・ムーサがあるようです。

暑い中、2km歩くのは面倒です。
しかし、タクシーなんかが通っている場所ではありません。
と言うことで、歩きながら、通る車に声をかけることにしました。
すると、ヒッチハイク1台目の車で見事に成功。
アイン・ムーサの写真を見せると、乗せて行ってくれるとのことです。
車は、快適にアイン・ムーサへ到着しました。
と言っても、2kmは、車だとあっという間でしたけど。

アイン・ムーサの井戸
アイン・ムーサに到着すると、何だここは?って言うくらい何も無いところでした。
ポツンと井戸があり、この井戸は、モーゼが何かしたことによって、飲めなかった水が飲める水に変わったという伝説の井戸のようです。
せっかくここまで来たのに、これだけ??って思いましたが、本当に、これだけのようです。
その割には、土産物の売り子がたくさんいましたけど。

と言うことで、たいして見るものも無いので、スエズに戻ることにしました。
バスに乗るには、2km歩かなくてはいけないのですが、やっぱりちょっと面倒です。
すると、売店の少年が車を止めてくれると言ってきました。
てっきりバスが来たら止めてくれるのかと思ったら、普通にヒッチハイクを始めました。
バスじゃないの?って聞くと、えっ?って感じで返事をするので、何でも良いから止めてくれとお願いしました。
すると、少年がスルーしたトラックが止まってくれて、エジプト人が得意とするどうした?ジェスチャーをしてきます。
私がかけ寄り、スエズまで行ってくれるかとお願いすると、すんなりOK!。
料金交渉はしませんでしたが、スエズまでお願いしました。
トラックには、運転手のおじさんと青少年が乗っていて、その青少年は、てっきり息子だと思っていたのですが、どうやら違ったようです。(後で判明)

スエズへ向けて出発したのかと思っていたのですが、どうもカイロへ行くと言っているような気がします。
実は、この2人は、英語が全く分かりません。
トラックは進み、分岐点のところで、スエズならこっちと言ってきました。
ここで、私がスエズって答えたら、こんな所で降ろされちゃうってこと?
さすがに、それはきついので、スエズ運河を諦めて、一緒にカイロへ戻ることにしました。

息子と思っていた奴が、アラビアの歌のテープをかけ出し、狭い助手席で踊りだし、更には、アラビア語は分からないと言っているのに、ひたすら何だかんだと言ってきます。
何度も何度も分からないって言っているのに、ずっと分かったか?みたいなことを言ってきて、一緒に踊れだの、リズムを取れだのと強要してきたので、本気で引っ叩いてやろうかと思いました。
ただ、息子だと思っていたので、ここで降ろされてしまったら、途方に暮れてしまうと思い、カイロに着くまでは、おとなしくしていようと思いました。
日本語で、文句は言っていましたけど。

そんな息子と思っていた奴がカイロ近郊で降りました。
この時に、やっと分かったのです。
彼も私と同じヒッチハイクをしていただけでした。
その割には、勝手に音楽をかけたり、車の中にあったひまわりか何かの種やガムを食べたりしていたんですけどね。
最初から息子じゃないと知っていれば、もうちょっと分かるように文句を言ってやったのに〜。
ちなみに、この車の中で初めてひまわりか何かの種を食べました。
これは、エジプト人が良く食べているもので、車内でも平気で種をぺって出すんですよね。
そのため、バスなどでも床が汚くて仕方がありません。

運転手に、カイロのどこに行けば良い?みたいな事を言われたので、ホテル近くのタフリール広場と答えると、タフリール広場は無理だから、ここ(息子と思っていた奴が降りた場所)で終わりと言われました。
こんな訳も分からないところに降ろされても困るので、どこでも良いから地下鉄の駅で降ろしてくれとお願いし、20分くらい走って、地下鉄の駅に到着しました。

私は、疲れ果てていたのですが、エジプト人の感覚から言って、無料ってことは無いはずです。
料金交渉をしなくてはいけないと思い、素直にいくら?って聞きました。
すると、いくらくらいだと思う?みたいな事を聞いてきたので、紙にアラビア語で25LE(本当は20と書こうとして間違えた)と書くと、向こうは40LEと書いてきました。
料金交渉をする前に、バスが全部で18LEだったと伝えていたので、高いとジェスチャーをしてから、35LE(これも本当は30LEと書きたかった)と書きました。
しかし、ドライバーは、息子と思っていた奴がその金額みたいなことを言って譲りません。
ペプシコーラとハイビスカスジュース、マンゴーをおごって貰っていたので、40LEでも仕方が無いと思いながら、50LE札を渡し、いくらおつりをくれるか待ちました。
運転手は、もちろん10LEしかくれなかったのですが、ちょっとアピールしたら、あと5LEをくれました。
息子と思っていた奴にはイライラさせられるし、スエズ運河にも行けなかったですが、このヒッチハイクは貴重な体験でした。

ホテルに戻ると、全てが終わった感じです。
明日の夜には、スペインへ渡ってしまうと思うと、ちょっと寂しい気もします。
エジプトに、3週間くらいいたわけですし。
ただ、次の国スペインは、前から行きたいと思っていた国なので、かなり楽しみです。

明日のスペイン行きの飛行機は夜のため、昼間を手持ちのLEでどう逃げ切るかを考てから、寝ることにしました。
足りるかどうか、ちょっと心配です。

<今日の支出!>

コシャリ:3LE
バス(カイロ〜スエズ):8LE
コカコーラゼロ:2.5LE
バス(スエズ〜アイン・ムーサ):10LE
チップ(ヒッチハイク捕まえてくれた分):0.25LE
ヒッチハイク(アイン・ムーサ〜カイロ):35LE
地下鉄:1LE
シャワルマ:4.75LE
パン:1LE
ミネラルウォーター:1.25LE
ファンタワールド:1.75LE

合計:68.5LE(エジプトポンド) ⇒ 約1,507円(1LE=22円で計算)


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