メニュー
ご挨拶&世界一周に至るまで!
旅立つ前にしておくこと!
旅のルール!
旅の持ち物!
旅のルート(予定)!
旅行記!(現在地)
  アジア
  ヨーロッパ・北アフリカ 90日目
  南アメリカ
  北中アメリカ
旅を振り返って!

旅の思い出!
  写真集
  コラム
  食事

Home!
Home! > 旅行記! > ヨーロッパ・北アフリカ編! > 日記!

2007年8月3日(金)モロッコメクネス(滞在地)
世界一周90日目

出発から90日目という節目の日にモロッコへ行くことにしました。
ホテルをチェックアウトして、フェリー乗り場に向かって歩いていると、旅行者向けのカフェがありました。
モロッコの情報を何も持っていなかったので、モロッコの安いホテルを尋ねると、英語版のガイドブックを見させてくれました。
日本のガイドブックと違って、ほとんど写真が無いため、字をちゃんと読まなくてはいけないのですが、そんな時間も根気もありません。
そのため、行きそうな街の安いホテルの名前と住所だけメモっておきました。

フェリー乗り場に行き、13時30分のフェリーのチケットを買ったのですが、時間切れで乗れませんでした。
チケットを売っておいてそんなのあり?って思ったのですが、私がチケットを買った場所がフェリーのチケット売り場ではなく旅行会社の窓口だったようです。
仕方が無いので、次の14時30分のフェリーまで待つことにしたのですが、そこでポーランド人女性と出会いました。

その女性は、エミリアさんと言い、色白で笑顔が美しい女性でした。
エミリアさんは、私がチケットを買った旅行会社で同じようにチケットを買っていたので、それがきっかけで一緒に行くことになりました。
エミリアさんは、ポーランド語はもちろんのこと、フランスにも1年留学か何かしていたようで、普通に話せます。
英語もロンドンにいたとかで、それほど得意ではないようでしたが、私より話せました。

アルヘシラスからタンジェまでのフェリー結局、
フェリーは、15時頃に出発しました。
その間は、2人で話したり、海をぼーっと見ていました。
ポーランド人のエミリアさんは、ポーランドに海が無いため、海がとても好きらしく、美しいと言っていました。
島国の日本人の私からすると、そこまで感動はしませんでしたけど。
しかし、そんなことはもちろん言いませんでした。

17時30分頃に、モロッコのタンジェに到着したのですが、2人ともガイドブックも何も持っていませんでした。
エミリアさんは、友達が住んでいるフェズへ行くので、電車の駅へ行くと言い、私は、タンジェの街が良く分からなかったので、一緒に駅まで行くことにしました。
エミリアさんの希望でもあったので。
港でタクシーを捕まえると、5ユーロと言ってきました。
何も情報が無い私でしたが、さすがにその金額は無いだろうと思っていると、エミリアさんが了解しようとしています。
私は、なぜそう思ったかと言うと、ここはヨーロッパではなくモロッコだし、アルヘシラスの旅行者向けカフェで、モロッコから帰ってきたカナダ人が餞別で10DHをくれたのですが、これでタクシーに乗れると言っていたからです。
そこまでは説明しませんでしたが、5ユーロは、かなり高い金額だと教えると、さすがに躊躇していたので、ちょっと強引に他のタクシーを探すことにしました。
すると、15DHで行くと言うタクシーが現れました。
ユーロにすると約1ユーロちょっとで、日本円なら約200円ちょっとです。
カナダ人の話から推測すると、この金額でもちょっと高いのかと思ったのですが、エミリアさんが時間が無いというので、そのタクシーで駅まで行きました。

タクシーに乗って走り出すとタンジェのメディナは、港のすぐ近くにあることが分かりました。
メディナとは、旧市街のことで、安いホテルや市場などがある地域のことです。
しかし、タクシーは、駅へ向かってしまっているので、素直に駅に行きました。

タンジェの駅に到着すると、またタクシーに乗ってメディナまで戻るのが面倒臭くなったので、メクネスと言う世界遺産の街へ行ってしまうことにしました。
そうすれば、もう少しエミリアさんと一緒にいられるし、エミリアさんも喜んでいましたので。(表面上は)
なぜなら、フェズの手前の街がメクネスなのです。

インフォメーションでフェズ行きの電車を確認すると、17時15分と言われました。
自分の時計を見ると、既に18時30分を過ぎています。
インフォメーションの人が間違っているのか、モロッコだから遅れているのか良く分からなかったのですが、実際は、スペインとモロッコの間に時差が2時間あっただけでした。
つまり、私が間違っていたんですね・・・。

メクネスまで何時間かかるか全く分からないまま電車に乗り込みました。
電車の中で、他の客に質問をしても誰も通じない・・・。
みんなフランス語なら分かると言うんです。
どうしようか困っていたら、ボックス席の前の席にフランス語とスペイン語が分かる男性が座りました。
私が少しはスペイン語がわかると言ったので、スペイン語で話しかけられたのですが、微妙な感じです。
さすがにネイティブではないので、何となく言っていることが分かって、適当に答えていたのですが、何回か分かった?って聞かれてしまいました。
その後は、その人とエミリアさんとフランス語でずっと話していました。
ちょっと蚊帳の外で寂しかったですが、仕方が無いですね。
疲れていたこともあり、おとなしくしていました。

電車に乗って1時間2時間と過ぎましたが、全然メクネスに到着しません。
前に座っていた男性も降りてしまい、周りに聞くことができなくなってしまいました。
一応、英語とスペイン語で聞いてみるのですが、さっぱり分からず。
悪いと思いつつも、エミリアさんにフランス語で聞いてもらって通訳をしてもらいました。
しかし、みんな答えは曖昧です。
何時に着くかなどあんまり気にしていないようでした。
あまり、通訳ばっかりしてもらうのは悪いので、自分でジェスチャーを含めて改めてトライしてみてもやっぱり通じなかったのですが、尋ねたモロッコ人が回りにスペイン語が話せる人を探してくれました。
そこで、メクネスで安いホテルを知らないか?と聞くと、さすがに名前までは分からないようでしたが、スペイン語でノートに手順を書いてくれました。

手順とは、こんな感じです。
1.メクネス駅で降りる。
2.タクシー乗り場で”小さい”タクシーに乗る。
3.タクシーの運転手にメディナへ行って欲しいと伝える。
4タクシーの運転手に.安いホテルを教えて欲しいと伝える。5-8ユーロ又は50-80DH。

このくらいのスペイン語ならどうにか分かったのですが、後で、その人が英語も話せることが分かりました。
それだったら、英語で言って欲しかったです・・・。

エミリアさんは、友人が待っているし、夜暗くなって知らない街へ行くのがとても心配のようでした。
って、当たり前ですよね。
私だってかなり心配でした。
そして、4時間ちょっと経った時に、乗換駅に到着しました。
10分後くらいに乗り換える電車が来る予定でしたが、なかなか電車が現れません・・・。
おなかがすいてきたので、残っていたポテトチップスを2人で食べて待っていました。
そして、到着予定時間より30分遅れくらいで、フェズ行きの電車がやって来ました。

フェズ行きの電車に乗ると、車内はぎゅうぎゅう詰めです。
これはしんどいと思ったけど、乗らない訳にはいきません。
ちょっと辛い体制のまま、約1時間後にメクネス駅に到着しました。
ここで、エミリアさんとお別れをしたのですが、急にメクネスに到着したことが分かったので、ちゃんとお別れの挨拶もできないまま1人旅に戻りました。
ちょっとした理由で、タンジェからメクネスまで来ることにしましたが、その結果5時間以上もかかってしまいました・・・。
こんなことなら、タンジェの駅でメディナに戻ったほうが良かったかもしれませんね。

疲労困憊で電車を降りたのですが、外は暗くなっていて、ここがメクネス駅かどうかも怪しい感じでした。
それもそのはず、既に22時を過ぎています。
駅前にタクシー乗り場があり、客引きがいたのを見て、何だか懐かしい光景でした。
もうヨーロッパではないことを改めて感じましたね。
その客引きに、ここがメクネス駅であることを確認し、メモっておいたホテルへ連れて行って欲しいと伝えると、何も問題なくOKとの回答。
しかし、グランタクシーと言っています。
ここで、初めてスペイン語の手順で小さいタクシーと書いてあることの意味が分かりました。
モロッコでは、グラン(大きい)タクシーとプティット(小さい)タクシーがあるようで、グランタクシーとは、要するに乗り合いタクシーのことで、プティットタクシーが普通のタクシーのことでした。

結局、小さいタクシーに乗り込み、メモっておいた
「MAROC HOTEL」へ行ってもらうことに。
レセプションで、シングルルームがあるかと英語で尋ねると、全く通じません。
ならば、スペイン語でトライしてみましたが、やっぱり通じませんでした。
困っていると、ちょうどチェックインをしていたフランス人女性が通訳をしてくれたのですが、何とシングルルームは満室とのこと。
それなら、ツインでも良いと伝えると、レセプションにはやっぱり通じない・・・。
またまたそのフランス人女性に通訳してもらうと、90DHならあるとのことでした。
まだ、モロッコのレートが全然頭になく、それが高いのか安いのか全く分かりませんでしたが、その部屋に泊まることにしました。
念のために、タクシーを外に待たしておいたのですが、これから他のホテルを探す気にもなれませんでしたし。
あとで確認すると、90DHでも全然安かったです。

その後は、そのフランス人女性と英語とスペイン語を混ぜて会話をしました。
いろいろと話していたら、明日一緒に観光しようと誘われました。
特に予定も無い私は、快く了解をして、明日の昼頃に私の部屋をノックしてもらうことにしました。
ちなみに、このフランス人女性の名前をノートに書いて貰った(勝手に書いた)のですが、何と読むか分かりません。
明日、確認しようと思います。

部屋に戻ると、既に23時を過ぎていました。
さすがに、疲労困憊のため、シャワーも浴びずに寝てしまいました。

<今日の支出!>

(アルヘシラス)
コーヒーとトースト:1.9ユーロ
インターネットカフェ:1ユーロ
コカコーラライト:1ユーロ
フェリーチケット(アルヘシラス〜タンジェ):37.5ユーロ
ミネラルウォーター:0.55ユーロ
ポテトチップス:1ーロ
小計:42.95ユーロ ⇒ 約7,344円(1ユーロ=171円で計算)

(タンジェ)
タクシー:10DH
電車チケット(タンジェ〜メクネス):80DH
ペプシコーラ:9DH
小計:99DH(モロッコディラハム)約1,465円(1DH=14.8円で計算)

(メクネス)
ミネラルウォーター(2本):10DH
タクシー:10DH
ホテル(1泊):90DH
小計:110DH(モロッコディラハム)約1,628円(1DH=14.8円で計算)

合計:約10,437円


前日
          このページのtopへ          翌日


Copyright (C) 2007 ひまな人 All Rights Reserved.