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2007年8月25日(土)ポルトガルリスボン(滞在地)
世界一周112日目

今日からリスボン観光をスタートするというのに、いきなり雨が降っています。
小雨だったので、結局、すぐにやんだのですが、なんだか嫌な予感。
しかし、そんなことは気にしないで、観光をスタートしました。

まずは、他の都市と同じように、街を把握するためにひたすら歩くことにしました。
近くのツーリストインフォメーションで地図を貰い、すぐそこのサン・ロケ教会へ向かうためにケーブルカー乗り場へ行ったのですが、線路しかありません・・・。
おかしいと思いつつ坂道を登っていくと、ケーブルカーが止まっていました。
これで、やっとケーブルカーに乗れると思ったのですが、どう見ても動いていません。
良く分からないのですが、このケーブルカーは、現在営業していないようなので、自力で坂道を登りました。

サン・ロケ教会坂道を登りきったところに、
サン・ロケ教会がありました。
サン・ロケ教会は、イタリア人によって作られた教会のようで、モザイクがとても綺麗でした。
しかし、教会の凄さに麻痺してしまっている私には、他の教会と同じように凄いとしか思えませんでした。
それなので、ちょっと視点を変えて、歴史的なことを書いてみます。
この教会は、1584年に天正遣欧少年使節団が1ヶ月ほど滞在した教会らしいです。
天正遣欧州少年使節団って知っていますか?
私は、一応知っているのですが、詳しくは説明できません。
こういう話を聞くと、もうちょっと歴史を勉強しておけば良かったと思いますね。
一応、社会科の教員免許は持っているんですが・・・。

その後は、街の真ん中を通っているリベルダーデ通りの坂道をひたすら歩きました。
ポンバル伯爵広場を越えて、エドゥアルド7世公園までやってきて、ちょっと休憩です。
そこで感じたのが、リスボンの街は、とてものんびりしている感じです。
何もない街っぽいですが、何だかすごくリスボンの街が気に入りました。

その後は、公園を抜けたところにデパートがあったのですが、このデパートは、スペインならどこにでもあるデパートのチェーン店です。
ポルトガル語がスペイン語と似ているからと言って、デパートまでも一緒とは驚きましたね。
何となく懐かしくなり、中に入ってぷらぷらしてみました。

このエドゥアルド7世公園で一区切りらしいのですが、その先のスペイン広場まで行ってみることに。
しかし、本当に何にもない広場で、ただ疲れただけでした。
それにしても、ヨーロッパの国は、広場が多いですね。
リスボンにもかなりたくさんの広場があり、必ずと言って良いほど銅像や石碑が建っています。

ここまでで既に2時間が経過。
ちょっとヘバっていたのですが、ここまで来たならと思い、次の地下鉄の駅まで行くことにしました。
その駅に国鉄の駅もあるので、マドリッド行きの電車について聞いておこうと思いました。

その駅に向かって歩き出したのですが、基本は一本道にもかかわらず、道が分からなくなってしまいました。
本当に、地図が読めない男ですね。
近くにいたどう見てもアフリカ人の黒人に英語で道を尋ねると、さっぱり無反応でした。
そこで、スペイン語で適当に聞いてみると、ちゃんと通じるんですね。
向こうは、ポルトガル語を話しているはずなのですが、どうにか会話が成立しています。
結局、途中まで案内して貰っちゃいました。
しかし、やっと駅に着いたのですが、国際線のチケットについては、ここでは買うことができないし、情報もないとのことでした・・・。
ちなみに、この国鉄の駅は、リスボンに到着したバスターミナルとの連絡駅です。

さすがに疲れたので、地下鉄に乗ってホテルのほうまで戻ってきました。
先ほどのリベルターデ通りを逆方向に歩いて行くと、観光客がうじゃうじゃっています。
こっちが観光のメインだったようですね。
そして、その一角をぷらぷらしてから海のほうへ抜けてみました。

これで、リスボンの中心地は押さえたようです。
さて、これからどうしようと思ったときに、マドリッド行きの電車について聞いてこようと思いました。
その海沿いに先ほどの駅で教えて貰った駅があるということなので。
駅に向かって歩いて行ったのですが、どうも治安が悪そうです。
壁には落書きがいっぱいあるし、人通りも余りありません。
正直、夜はちょっと心配ですね。
今まで街を歩いて感じたのですが、リスボンは、他のヨーロッパより古い感じがします。
建物のせいだけではなく、何となく懐かしい雰囲気です。
先ほど感じたように、その雰囲気がとても良い感じなのですが、ちょっとヨーロッパ以外の国を思い出させるような感じでもあります。
つまり、あんまり先進国っぽくないってことですかね。
うまく表現ができません。すいません。

国鉄の駅に到着して、マドリッド行きの寝台夜行電車の料金を確認すると、思った以上に高かったので躊躇してしまいました。
座席ならちょっと安かったのですが、それならバスのほうが良いという決断をして、バスでマドリッドまで行くことにしました。
しかし、マドリッドまでのバスのスケジュールも知らないし、料金も分かりません。
と言うことで、さっき行った国鉄駅のところにあるバスターミナルへ行くことにしました。
こんなことなら、さっき聞いておけばよかったです・・・。

要領が悪い私は、バスターミナルへやってきました。
そして、マドリッド行きの夜行バスのチケットを買い、今日のメインイベントの会場へ向かうことにしました。
そのイベント会場とは、サッカーポルトガルリーグの試合が行われるルス・スタジアムです。
世界的にも有名なチームであるベンフィカの試合が19時15分よりあるのです。
このバスターミナルへ来る時にもベンフィカのユニフォームを着た人達がルス・スタジアムへ向かっていたので、私も後を追うようにしてルス・スタジアムへ向かうことにしました。

ベンフィカのホームスタジアムである巨大なルス・スタジアムが目の前に現れると、いやが上にも興奮してきます。
チケット売り場で、チケットを欲しいと伝えると、何と売り切れ!?
6〜7万人入れるスタジアムだから売り切れはないと思っていたのですが、その売り切れがあったようです・・・。
確かに、周りの人を見ると、ソシオ(会員)カードを提示していたり、インターネットからプリントアウトしたであろう紙を提示したりして、チケットを購入しています。
ベンフィカがそこまで人気のあるチームだと知らなかった私のリサーチ不足が原因ですが、かなり悲しい出来事でした。
朝の雨は、これを予感していたのかも。

そこで、いろいろと考えました。
ダフ屋からチケットを購入しようと思ったのですが、ダフ屋がいるのかいないのか分かりません。
それに、金額交渉も定価を知らないので、全く自信がありません。
そんなことを考えていた時に、リスボンのチームで、もう1チームが今日に試合をすることを思い出しました。
いろいろと苦労しながらも情報を集めたところ、明日行こうと思っていたベルン地区のチームが21時15分から試合をすることが分かりました。
聞いたこともないベレメンセスというチーム対以前廣山望という選手が所属していたスポルディングブラガの試合のようです。
こっちも売切れたら心配と思い、急いでベレメンセスのホームスタジアムであるレステロ・スタジアムへ向かいました。

地下鉄と国鉄を乗り継ぎ、やっとの思いでレステロ・スタジアムに到着すると、先ほどのルス・スタジアムとは打って変わって小さいです。
更に、2時間後には試合が始まるというのに、閑散としています。
チケット売り場には、ほとんど誰もいない状態で、何の問題もなくチケットを購入できました。
しかし、まだスタジアムには入場ができません。
2時間前では早すぎるようで、ゲートが開いていないのです。
同じポルトガルリーグの試合なのに、ベンフィカとは偉い違いですね。
仕方がないので、レステロ・スタジアム前に出ていた移動式バルでビールを飲んで待つことにしました。
ちなみに、そこで、ベンフィカの試合がテレビでやっていたのですが、確かに満席な感じでした。

レステロ・スタジアムに入場したのですが、やっぱり閑散としています。
私の席は、スポルディングブラガのサポーター側だったのですが、このサポーター達は、この試合のためにブラガからバスツアーで来たようです。
人数は少なかったですが、そこまでして来るだけあって、みんな熱かったですね。
おばちゃんなどもいるのですが、普通に大声を出して応援しています。
まだ試合は始まっていませんのですが。

レステロ・スタジアム(ベルメンセス対スポルディングブラガ)キックオフになっても、
レステロ・スタジアムは閑散としていました。
たぶん、全体でも1,000人いるのかな〜って感じです。
例えるなら、昔のパリーグってところでしょうか。(例えが悪い?)
試合は、スポルディングブラガが2対0で勝利したのですが、点が入った時の盛り上がりは良かったですね。
老若男女関係なく、みんなで盛り上がっていました。
その盛り上がりこそがサッカーの醍醐味のような気がします。
日本は、まだそこまでの文化となっていませんね。

試合が終わり、レステロ・スタジアムから出ようと思うと、ポリスが出口を閉鎖しています。
なぜか分からないのですが、安全の確認ができるまで開けられないとのことでした。
外がだいぶ冷えていたこともあり、私は、トイレに行きたくてしょうがなくなっていたので、トイレをアピールしたのですが受け入れられず、ずっと出口で待たされました。
ちょっと限界になったときに、やっと出口が開放されたので、超ダッシュでトイレに駆け込み、どうにか事なきを終えました
この時のダッシュは、出場していたサッカー選手にも負けないくらい早かったと思います。(って、そんなはず無い)

その後は、バスと市電を乗り継いで、ホテルまで戻りました。
観光初日で、ホテルに戻ったのが0時過ぎ。
初日から飛ばしすぎですね。
もちろん希望して飛ばしたわけでは無いのですが、明日は、少しのんびり目に観光をしようと思いました。

<今日の支出!>

ホテル(1泊):20ユーロ
ミルクコーヒー:0.8ユーロ
パン:0.7ユーロ
コカコーラライト:1ユーロ
パン:1ユーロ
ミルクコーヒー:0.85ユーロ
エッグタルト(2個):1.6ユーロ
シーフードサラダ:7.5ユーロ
ビール:3.5ユーロ
バスチケット(リスボン〜マドリッド):44ユーロ
ペプシコーラ:1.1ユーロ
エッグタルト:0.75ユーロ
近郊電車:1.1ユーロ
サッカーチケット(ベレメンセス対スポルディングブラガ):7.5ユーロ
ビール(2杯):2ユーロ
豚肉ステーキサンドイッチ:3ユーロ
バス&市電:1.3ユーロ

合計:97.7ユーロ約16,707円(1ユーロ=171円で計算)


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