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2007年9月2日(日)イタリアヴェネチア(滞在地)
世界一周120日目

今日も9時15分のバスに乗りましたが、ヴェネチア本島ではなくパドヴァへ行くことにしました。
パドヴァとは、ヴェネチア本島から40kmのところにある街です。
ちょうど私が泊まっている場所と逆側になります。

駅で電車を待っていたのですが、かなり寒いです。
リスボンにいる頃から朝晩はだいぶ寒くなりました。
そのため、駅の待合室で待つことにしたら、どこかで見た顔がいました。
誰かと言うと、ここに到着した時に、いろいろとあったおばあさんです。
おばあさんも私のことを覚えていて、一昨日は、ちゃんとホテルに着けたのか心配をしてくれていたようです。
浮浪者と言っても普通のおばあさんだと思ったのですが、私が電車に乗る時に、2ユーロ欲しいと言ってきのを見て、やはり浮浪者なんだな〜って思いました。
その割には、身なりが綺麗な気がしますけど。

電車に乗り込むとチケットに刻印を押すのを忘れていました。
イタリアの国鉄は、チケットを買うだけではダメで、電車に乗る前にチケットに刻印を押さなくてはいけないのです。
この刻印がないと罰金らしく、いつも気にしていたのですが、今日に限っておばあさんと話していたために忘れてしまいました。
車掌が検札に来たらどうしようとビクビクしたのですが、たいした距離でもないし、来るわけがありませんね。
今まで1回も来たことがないですし。
この仕組みでは、かなりの人が無賃乗車できてしまうと思います。
私が持っていたチケットが70km区間有効の回数券のようなものだったので、これは、帰りに使うことにして、乗換駅で新しいチケットを買いました。
つまり、最寄の駅から乗換駅までの運賃を得したわけですね。

特にトラブルもなくパドヴァに到着したのですが、ここでトラブってしまいました。
ツーリストインフォメーションの場所が分からなかったので、駅の外にいたポリスに聞いてみようと思ったら、ちょうど怪しい中国人に対して、身元確認をしていたところでした。
そこに通りかかった私も中国人だと思われたので、日本人と答えたのですが、パスポートチャックをされるはめに。
日本人ということで、たいして疑いもかられませんでしたが、やっぱり気持ち良いものではありません。
興味本位で、インドやブラジルのビザについて、どこの国のビザかと質問してきたり、イタリアのビザは無いのか?などと訳の分からないことを言ってきたりして、答えるのがかなりと面倒でした。
ちなみに、ここだけははっきりしておきたかったので、中国と日本は違う国と伝えたのですが、分かっているのかどうだかって感じです。
結局、拘束されたりはしなかったのですが、何だか嫌な気分でパドヴァ観光をスタートすることになりました。

スクロヴェーニ礼拝堂パドヴァの観光名所は、中央の1本道を歩いて行けば、だいたい回ることができます。
まずは、一番近くにある
スクロヴェーニ礼拝堂へ行ってみることに。
このスクロヴェーニ礼拝堂は、イタリアの巨匠ジョットの後期の作品が礼拝堂の壁面にびっしりと飾られていることで有名なところです。

入口でチケットを購入しようとすると、いきなり学生?って聞かれました。
学割が聞くのかどうか分からなかったのですが、学生と答えると半額以下になりました。
国際学生証を見せていないのに。
東洋人は、若く見られるので、適当に学生と言っても大丈夫そうですね。
念のため、チケットを購入してから、国際学生証を提示しておきましたけど。

チケットを見てみると、時間が書いてあります。
どうやら時間指定のようです。
入場時間になって、礼拝堂の手前の部屋で、礼拝堂とジョットの作品についてのビデオ(イタリア語の説明に英語とドイツ語の字幕)を見せられたのですが、トイレに行きたくなってしまいました。
しかし、その場所から出られる雰囲気ではありません。
元々内容も分からない状況なので、ひたすら早く終われと思っていました。

ビデオ説明が終わると礼拝堂の中に入ります。
ここにトイレがあってくれと思ったのですが、あるわけないですよね。
更に、追い討ちをかけるように冷房がかなり効いています。
たぶん、ジョットの作品を痛まないようにするために冷房をかけているのですが、私としては、余計にトイレに行きたくなりました。
ジョットの作品を適当に見て、すぐにトイレへ行こうと思ったのですが、次の入場者グループがビデオを見終わるまで、礼拝堂で待っていなくてはいけないようです。
かなり限界に近いところで、やっと外に出られたので、恥ずかしながらもダッシュをしてトイレへ行きました。

その後は、併設されている市立博物館も見学したのですが、たくさんの絵画に飽き飽きしてしまいました。
一通り見ましたが、全て流し見で終わらせてしまいました。
私は、聖書を知らないので、今ひとつ宗教画が分からないんですよね。

そして、750年の歴史があるというパドヴァ大学へ行くことにしました。
750年って凄いですよね。
どれだけ凄い大学なのかと期待して行ったのですが、なかなか発見できません。
近くにあるのは分かっているのですが、どこだか良く分からないのです。
周りの人に聞いても、同じようにツーリストだったり、5日前にパドヴァに住み始めたアルバニア人だったりと、なかなか知っている人を探し出せませんでした。
そして、やっとここだと思う場所に到着したので、そこにいたイタリア人(だと思う)に聞いてみると、入口の壁に大学ではなく高校と書いてあると言います。
ただ、そのイタリア人もツーリストで、パドヴァに来たのが初めてだから分からないと言っていましたが、イタリア人に高校と言われてしまうと、そうなのかなって思ってしまいますよね。
結局、ここだと思った場所が、やはりパドヴァ大学だったのですが、ちゃんと分かるまでに30分くらいかかってしまいました。
ちなみに、そこまでして発見したパドヴァ大学は、日曜日のため閉まっていました。

サント・アントニオ聖堂中央の道を更に進んでいくと、
サント・アントニオ聖堂がありました。
ここがパドヴァの一番の見所のようです。
良くわかりませんが、数々の奇跡をおこしたサント・アントニオを祭っている教会で、とても大きくて綺麗なのですが、私は、本当に教会に飽きているようです。
イタリアだけでなく、ヨーロッパには、いたるところに教会があって、キリスト像と宗教画とだいたい同じなんですよね。
凄いとは思うのですが、教会に対する感動がなくなっています。
それでも、何だかんだと見に行ってしまっていますが。

これで、パドヴァ観光を終えることにしました。
パドヴァは、本当に小さな街ですが、観光客が少ない分動きやすいです。
ヴェネチアからも30分なので、日帰りでも全然回れますし、ヴェネチアの人ごみに疲れたときに来るのがお勧めです。

もう夕方だったので、早めにホテルに戻ろうかとも思ったのですが、ヴェネチア本島へ行くことにしました。
なぜなら、水上バス3日乗り放題チケットを買っているので、今日使わないと損をしてしまうと思ったからです。

ヴェネチア本島に到着すると、相変わらずの人だかりです。
今日は、まだ行っていない離島のモラーニョ島へ行こうと思い、水上バス乗り場に行ったのですが、
水上バスが動いていません。
事故か何かかな?って思ったのですが、どの水上バスも動いていないようです。
これはどうなっているのかと思ったら、9月2日ヴェネチアレガッタという横断幕が飾られていました。
つまり、今日が9月2日なので、レガッタのイベントで運河を使っていたのです。
だから、たくさんの観光客が運河沿いに座っていたようです。

私としては、どこかへ行きたいというより、せっかく乗り放題チケットなので、最低でも今日の分として1回は水上バスに乗りたいと思ったのですが、それも無理のようです。
他の観光客も陸路で他のところへ向かっていますし。
こんなことなら、チケットを買うときに、3日目は使えないって教えて欲しいですよね。
1日分で10ユーロくらい違うわけですし。
もしかしたら、今日の午前中や日中は水上バスに乗れたのかもしれませんけど。

ヴェネチア本島で夕食のサンドイッチとピタ生地ロールを買って、ホテルに戻ることにしました。
いつもと同じバスに乗り、ホテルまで戻ってきましたが、このルートもすっかりおなじみになりました。
何気に、行きも帰りも同じバスに乗るため、とても規則正しい生活をしています。

夜は、飛行機で引っかからないように、不要な荷物の整理をしてから寝ることにしました。
明日は、ミラノへ行きますが、やはり9時15分発のバスです。

<今日の支出!>

近郊電車チケット:4.25ユーロ
近郊電車チケット:2.35ユーロ
コカコーラライト:2ユーロ
スクロヴェーニ礼拝堂(市立博物館含む):5ユーロ(学割)
ピザ(Pugilseという名前):5.5ユーロ
ビール:2.5ユーロ
サービスチャージ:2ユーロ
ファンタレッドエモーション:1.2ユーロ
フルーツセット:1.5ユーロ
イタリア風サンドイッチ:3.5ユーロ
ラップ生地ロール:2ユーロ
ビール:2ユーロ

合計:33.8ユーロ約5,780円(1ユーロ=171円で計算)


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