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2007年8月27日(月)ポルトガルリスボン(滞在地)
世界一周114日目

今日は、シントラへ行くことにしました。
シントラとは、リスボンから更に西へ行ったところにある街で、とても美しいとのことです。
昨日知り合った大学生もシントラは良かったと言っていました。

シントラへ向かって地下鉄を乗っていると、物売りの人が現れました。
後進国などで見かける車内で実演販売するやつです。
さすがに、勝手に座っている人の上に物を置いて、買わないと回収する方法ではなかったですが、こういうところがポルトガルの先進国っぽくないところなんですよね。
ある意味、最初に感じたイメージ通りのことが起こりました。

国鉄に乗り換えてシントラに到着すると、駅のツーリストインフォメーションには、観光客がたくさんいます。
ツーリストインフォメーションで地図を貰い、準備完了!
シントラ観光のスタートです。

どこへ行くかを決めないまま、循環バスに乗り込みました。
このバスは、観光客がたくさん乗っていたので、みんなが降りる場所で降りようと考えたのです。
そして、到着したのがムーア城でした。

ムーア城は、山奥にある要塞のようです。
ヨーロッパでは、教会などが多かったので、久しぶりの遺跡関係にちょっとワクワクしている自分がいました。
入口はちょっと遠くにあるため、山道を歩いて入口まで行ったのですが、心地良い風と森林浴によるマイナスイオンで、気分は最高です。
ちなみに、チケット売り場は、山道の外にあるため、チケット売り場に気付かないで入口まで行ってしまうと、かなり戻らなくてはなりません。

ムーア城
ムーア城に入ると、万里の長城のように城壁が続いていました。
高台から見るシントラの街や山々は、本当に気分が良いものでした。
久しぶりの山道にちょっと疲れましたが、かなり癒されましたね。
なお、隣の山頂には、ペーニャ宮殿が見えました。

ムーア城で、イタリア人夫婦に写真を撮って欲しいと頼まれたのですが、イタリア語もポルトガル語と似ているとは言え、どう見ても日本人の私に、イタリア語でお願いしてきます。
最初は、何を言っているか全然分からなかったのですが、カメラを渡されたので、写真を撮って欲しいということが分かりました。
写真を撮ってあげると、グラッチェと言ってきたので、プレーゴと返してあげたのですが、すると、プレーゴはイタリア語だよ。分かっているの?みたいなことを言われました。(たぶん)
私は、あなたがイタリア人だから、わざわざプレーゴと言ったんですけど・・・と言いたかったのですが、そんなことをイタリア語で言えるはずもなく笑ってごまかしてしまいました。
ポルトガルでは、何語で話すのが一番良いのか悩んでしまいます。
スペイン人やイタリア人は、ポルトガル人に対して普通に母国語で話していますし、観光地では、英語で話している場合も多いし。

ペーニャ宮殿この後は、ムーア城の高台から見えた
ペーニャ宮殿へ行くことにしました。
このペーニャ宮殿は、ペーニャ公園の中にあるのですが、チケットを買うのに一苦労しました。
それは、入口が込んでいたとかの問題ではなく、チケットの種類がたくさんあったからです。

チケットの種類は、全部で5種類。
・全部のエリア(ツアーT)
・宮殿の1部分をのぞく全てのエリア(ツアーA)
・宮殿の1部分をのぞく全てのエリア(ツアーB)※1部分がAとは違う
・宮殿のテラス部分のみ(ツアーC)
・公園のみ(ツアー?)※宮殿には入れない

全部のエリアが良いに決まっているのですが、当然料金が異なります。
チケット売り場の人にどれが一番良いかを尋ねたのですが、そんなことは答えられませんよね。
希望によって、どれが一番良いかが変わってくるわけですし。
結局、宮殿のテラス部分のみ(ツアーC)のチケットを購入しました。

この宮殿もムーア城と同じように高台にあり、先ほどとは反対側にムーア城が見えます。
ムーア城と同じく、ペーニャ宮殿からの眺めも最高でした。

この後は、昼食としてポルトガル料理を食べました。
食べたものは、焼き魚定食です。
こう書くと日本食?って感じですが、ほとんど同じものでした。
違うと言えば、ご飯ではなくパンなのと、箸ではなくフォークとナイフで食べることです。

ここで、いきなりですが、ポルトガルのテーマを決めたいと思います。
実は、このためにポルトガルに来ていたのです。

ポルトガルでのテーマ<ユーラシア大陸の最西端に立つ!>

実は、ポルトガルのロカ岬がユーラシア大陸の最西端の地らしいのです。
ということで、ロカ岬行きのバスを乗ろうとバス停へ向かいました。
しかし、料理が出てくるのが遅かったこともあり、バスの出発時間までにバス停に行けませんでした。
バス停には、出発時間の5〜10分後に到着しましたが、今までのポルトガルの感じからすると、バスがちょっと遅れているのではないかと期待をしていたのですが、そう都合良くはいかないですね。
ちゃんと時間通りに出発してしまったようです。
次のバスを調べてみると、1時間40分後・・・。

時間があるので、国立シントラ王宮へ行ってみました。
国立シントラ王宮のチケット売り場で、ダメ元で学割が聞くかと尋ねると国際学生証を見せてと言われました。
素直に見せると、見事に学割作戦成功!
料金表には、学生でも年齢制限があったのですが、東洋人は、若く見られるようですし、そこまでちゃんと見なかったようです。
更に、この国立シントラ王宮には、有料でしたが、日本語のパンフレットが売っていました。
日本語のパンフレットがあると言うことは、それだけ日本人が来ているということでしょうか?
今までの経験も含めて、日本人は、本当にいろいろなところに旅行をしているということが良く分かります。

ロカ岬今度は、ちゃんとバスに乗って、ついにユーラシア大陸最西端の地である
ロカ岬に到着しました。
ロカ岬には、十字架の記念碑が建てられていて、北緯38°47、西経9°30と最西端の地であることが記されています。
ロカ岬から大西洋を見ると、ずいぶん遠くに来たと改めて感じましたね。
なぜなら、ユーラシア大陸の東の果てのほうから西の果てまで来たってわけですし。

この後は、シントラに戻らずにカスカイスへ行くことにしました。
実は、ムーア城のチケット売り場の人がお勧めと言っていたし、同じ場所に戻るよりも良いと思ったので。

カスカイスに到着して、ツーリストインフォメーションを探したのですが、場所が良く分からなかったので、適当にぷらぷら歩くことにしました。
すると、この街が港町ということが分かります。
駅のすぐ近くに埠頭があり、更に進むとマリーナがありました。
雰囲気としては、ちょっと都会といったこじんまりとした感じの街で、雰囲気はとても良かったです。
このカスカイスで夕食を食べたのですが、ここで食べた料理が魚フライ定食です。
今回は、ライス(白米ではない)もついていたので、本当に日本食って感じでした。
しかし、ここでも当たり前ですが、ナイフとフォークです。

リスボンに戻ってくると、21時を過ぎていました。
普通ならこのままホテルへ直行ですが、今日は、最後の夜のため、もうちょっと頑張ってみることに。
ファド何をするかと言うと、ポルトガルの伝統芸能である
ファドを聴きに行くことにしたのです。
ファドは、だいたい夜21時くらいから始まる場所が多いということなので、ちょうど良い時間だったというわけです。
サン・ロケ教会近くにファドを聴かせるレストランがあるというので、その辺りへ行ってみると、すぐに発見できました。
本当は、違うお店へ行く予定だったのですが、どこが良いのかなんて分からないので、この店に入ることにしました。

店内に入ると、ちょうど1回目のショーが終わったところなので、次のショーは、22時30分からとのことでした。
それまで店内で待っていたのですが、このお店のミニマムチャージが16ユーロとのことでした。
私は、ミニマムチャージの仕組みが良く分からず、入場料のことがミニマムチャージだと思っていたので、一番安いグラスワインを頼んで、ファドが始まるのを待っていたのですが、知らないって損をするということを学びましたね。
ミニマムチャージとは、頼んでも頼まなくても16ユーロかかることはあっていたのですが、普通に注文して良かったのです。
つまり、私が注文をしたグラスワインは7ユーロだったので、あと9ユーロ分何かを頼んでも、同じ16ユーロで済んだということです。

ファドが始まると、ギタリスト4名の後ろで男性が歌いだしました。
基本的には、ファドの歌手は女性らしいですが、今回は男性だったようです。
その後に、イメージ通りの太った女性歌手が現れて、ギタリストの前でファドを熱唱していました。
こういう歌手の女性って、だいたい太っていますよね?
しかし、その体格にしては、声が出てないような感じです。
素人の私がこんなこと言っちゃいけないんですけど。
3人目も男性の歌手が現れて、この歌手はコーラスを観客に求めていました。
終了は深夜2時とのことでしたが、0時を過ぎたところで、ホテルに戻ることにしました。
ちょうど同じタイミングで帰る人が多かったです。
ちなみに、誕生日の場合、ファドの歌手がハッピーバースディーを歌ってくれるサービスがあるようです。

帰りは、近道と思って行った道が返って遠回りだったため、深夜の街を1人でぷらぷらしてしまいました。
途中、怪しい若者男性5〜6人組に声をかけられたのですが、止まったら危ないと思い、気付かない振りをして去っていきました。
やっぱり、深夜は出歩くものではないですね。
結局、5分くらいでホテルに戻れるはずだったのですが、15分くらいかかってホテルに戻りました。
さすがに、かなり疲れていたので、何もせずに寝てしまいました。

<今日の支出!>

ホテル(1泊):20ユーロ
エッグタルト:0.7ユーロ
パン:0.7ユーロ
ミルクコーヒー:0.8ユーロ
電車チケット(リスボン〜シントラ):1.6ユーロ
シントラバス1日乗車券:8.5ユーロ
コカコーラゼロ:1.5ユーロ
ムーア城:4.5ユーロ
ペーニャ公園と宮殿:7ユーロ(ツアーC)
イワシ焼き魚定食:9.5ユーロ
パン:1.2ユーロ
ビール:2ユーロ
チップ:0.3ユーロ
コカコーラゼロ:1.6ユーロ
国立シントラ宮殿:2ユーロ(学割)
国立シントラ宮殿パンフレット(日本語版):1ユーロ
ファンタオレンジ:1.6ユーロ
魚フライ定食と白ワイン:10ユーロ
チップ:0.5ユーロ
電車チケット(カスカイス〜リスボン):1.6ユーロ
地下鉄:0.75ユーロ
ファド(ミニマムチャージ):16ユーロ
コカコーラゼロ:1.2ユーロ
不明(お釣り間違い?):△0.05ユーロ

合計:94.5ユーロ約16,160円(1ユーロ=171円で計算)


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